世界のTAKANAKA、ロンドンのフェスに登場。ロンドンへの凱旋ライブ、パパイヤコールで大盛り上がり!
2026/08/10

地元メディアから「70代で再び大きな波に乗る、日本のギターヒーロー」と紹介された高中。その“ギターヒーロー”は、いかにも彼らしいユーモアたっぷりの登場で観客を迎えた。「BRASILIAN SKIES」が始まると、ファンの大合唱に合わせ、両手にパパイヤを掲げながらステージへ。待ち続けた観客の歓声が一気に爆発し、1曲目から会場のボルテージは最高潮に達した。
そこからは、今SNSで大きな注目を集めている「SEVEN GOBLINS」に加え、「憧れのセーシェル諸島」「BLUE LAGOON」「THUNDER STORM」「READY TO FLY」と代表曲が次々と披露される。
印象的だったのは、何十年も前に日本で発表されたこれらの楽曲を、ロンドンの若い観客たちが“懐かしい音楽”としてではなく、完全に現在進行形の音楽として受け止めていることだった。イントロが鳴るたびに大歓声が上がり、ギターのメロディを一緒に歌い、身体を揺らす。その熱量は、単なる日本の80年代音楽へのノスタルジーではない。彼らにとって高中の音楽は、今まさに発見し、夢中になっている音楽なのだ。

そしてアンコールの「JUMPING TAKE OFF」。海外のファンにとっても、今や“TAKANAKA”を象徴する存在となったサーフボードギターを携えて高中が再び姿を現すと、客席からこの日何度目かの大歓声が沸き起こる。巨大なサーフボードを抱えながら軽快にギターを弾く姿は、まさに高中正義にしか成立しない光景だ。
卓越した演奏技術を持ちながら、決してストイックな“ギターヒーロー”然とせず、ステージ上では本人が誰よりも楽しそうに音楽を奏でている。テクニックを誇示するのではなく、ギターを弾くことの楽しさが、そのまま音となって観客に伝わっていく。その自由さとポジティブなエネルギーこそが、世代も国籍も異なる若いリスナーたちを高中正義に惹きつけている理由なのかもしれない。
「IT IS FUN!」
そんな言葉とともにロンドンの野外ステージを心から楽しむ高中と、それに応える観客たち。日本で長く愛されてきた音楽が、数十年という時間を越え、遠く離れたロンドンで新しい世代によって発見され、再び熱狂を生み出している。
City Pop Wavesの一夜が見せたのは、単なる“日本の昔の名曲”へのノスタルジーではなかった。かつて日本で生まれた音楽が、インターネットやSNSを通じて国境と世代を越え、まったく新しいリスナーたちの「今聴きたい音楽」になっている。そのことを、12,500人の観客が集まっロンドンの夜が何より雄弁に物語っていた。

クリスタル・パレス・ボウルのフェスティバル主催者は 「今、日本の音楽といえばJ-POPが広く知られるようになっていますが、CITY POPやジャズ・フュージョンも注目も集めています。日本ではかつて一世を風靡したジャンルかもしれませんが、今のイギリスの若い世代が夢中になっていることは間違いありません。TAKANAKAのギターのメロディラインやサウンドのエネルギーは世界共通」と、成功したイベントの感想を語った。
そんな高中正義は、今年9月から日本国内の全国ツアーを控えている。どんな土産話をしてくれるか期待が高まる。オフィシャルサイト:www.takanaka.com
▼公演名 Palace Bowl Presents City Pop Waves
▼公演日時(ロンドン時間)2026年8月7日(金)
▼会場 Crystal Palace Bowl, London
▼出演者 高中正義、八神純子、菊池ひみこ、Ginger Root (DJ)
http://www.palacebowlpresents.co.uk/
高中正義 TAKANAKA MASAYOSHI 公式プロフィール(2026年版)
1953年3月27日(73歳)・東京都生まれ。ギタリスト、作曲家、プロデューサー。日本を代表するギター・プレイヤーとして、50年以上にわたり第一線で活動を続けている。1971年、つのだ☆ひろ、故・成毛滋らと結成した「フライド・エッグ」に参加しプロとしてのキャリアをスタート。1972年には「サディスティック・ミカ・バンド」にギタリストとして加入し、その後「サディスティックス」での活動を経て、1976年アルバム『SEYCHELLES(セイシェルズ)』でソロ・デビュー。ロック、ジャズ、ラテン、フュージョンを融合させた独自のサウンドと卓越したギタープレイで人気を確立し、『READY TO FLY』『BLUE LAGOON』など数々の名曲を発表。1981年のコンセプト・アルバム『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』は、日本のインストゥルメンタル音楽史に残る名盤として高い評価を受けている。これまでにリー・リトナー、カルロス・サンタナ、シーラ・Eなど世界的アーティストとも共演。2000年には自身のレーベル「Lagoon Records」を設立し、現在も精力的に活動を続ける。近年、世界的なシティポップ再評価の流れとともに海外での注目も急速に拡大。2025年〜2026年に開催されたワールドツアーでは、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、シドニーなど世界各都市でソールドアウトを記録。ソロ・デビュー50周年を迎えた現在も、日本が世界に誇る唯一無二のギタリストとして進化を続けている。

