乳酸菌Lactobacillus paragasseri SBT2055が線虫の加齢に伴う学習行動の低下を抑制することを見出しました
2026/07/15

図1 SBT2055による加齢線虫の連合学習能の低下抑制効果
図中、「E. coli(Day1)」は大腸菌(Escherichia coli)を単独摂取した若齢線虫群、「E. coli」は大腸菌を単独摂取した加齢線虫群、「L. paragasseri SBT2055」は
大腸菌とSBT2055を混合摂食した加齢線虫群を示す。
(Mann-Whitney U test、*:p
■論文概要(掲載誌Scientific Reports)
論文題名:Lactobacillus paragasseriは線虫における加齢依存的な温度走性減弱を改善する
(英語原題:Lactobacillus paragasseri ameliorates age-dependent thermotaxis decline in Caenorhabditis elegans)
DOI:https://doi.org/10.1038/s41598-026-48002-7
用語説明
*1 Caenorhabditis elegans(線虫):
非寄生性の線形動物で生物学の研究に広く用いられている。孵化から3日で成虫になり、300個ほど産卵する。寿命が2週間程度と短く、302個の神経細胞で様々な行動を示す。さらに体長が1mm程度であり、多個体を用いた寿命や行動の解析が容易である。
*2 連合学習能:
二種類の刺激を結び付けて学習する能力。線虫はある温度、たとえば23℃で餌とともに飼育した後に、餌のない温度勾配上に置くと、過去の飼育温度(23℃)に向かう「温度走性」と呼ばれる行動を示す。逆に23℃で餌がない状態で飼育すると23℃には移動しないことから、線虫は餌の有無と飼育温度を結び付けて学習していると考えられる。この温度走性行動を、連合学習能の指標として用いた。
*3 感覚神経細胞(AWCニューロン)
線虫が持つ、においを感知する神経細胞の一種。左右に1対存在し、周囲のにおいの情報を受け取る働きを担う。
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プレスリリース提供元:@Press
