【職場改善】「なんとかなるよ」は通じない?上司と部下に広がるコミュニケーションギャップ3選
2026/01/04
1:善意の定番フレーズが部下を不快にさせる

一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)による調査では、スケジュールを心配する部下に対し、管理職の8割以上が「なんとかなるよ、とにかくやってみて!」というフレーズを使っています。しかし、言われた側の部下の35.3%が「嫌な気持ちになる」と回答しており、特に20代の48.3%が不快感を抱く結果となりました。これは、評価基準や支援の不明確さに敏感な若手にとって、曖昧な指示が不満につながるためです。この上司と部下の受け止め方の「非対称性」が、組織の生産性に影響を及ぼす可能性があります。<出典>「なんとかなるよ」はハラスメント? 8割の上司が使う定番フレーズで20代の半数近くが嫌な気持ちに(スマホライフPLUS)
2:1on1ミーティングが形式化しモチベーションが低下

MENTAGRAPH株式会社による調査によると、1on1MTGの実態として「毎回似たような内容の繰り返しになっている」(51.9%)が最多となりました。非管理職の部下にモチベーションの変化を尋ねたところ、「上がった」と回答したのは約3割にとどまり、約7割が「変化はない」または逆に「下がった」と回答しています。一方で、上司側は43.7%が「ある程度手応えを感じている」と回答しており、上司と部下の間で満足度にギャップが生まれています。これは、定期的に実施すること自体が目的化し、本質的な対話に至っていない可能性を示唆しています。<出典>「もう形式だけ」?1on1MTGの実施で約7割が「モチベ上がらない」 上司と部下に温度差(スマホライフPLUS)
3:若手優遇への嫉妬と上司・部下の価値観の溝

Job総研による調査では、現在部下を持つ上司の59.6%が「部下に嫉妬した経験がある」と回答しており、その原因の最多は「人事評価の結果」(27.3%)でした。また、職場で若手世代の優遇を「感じる」と回答した人は52.7%と過半数を占めています。これらの結果は、若手の働き方や評価基準に対し、上司世代が納得していない実態をうかがわせます。しかし、上司・部下の双方とも約6割が関係値を「深めたい」と回答しており、心の距離やギャップを縮めたいという意向があることも示唆されています。<出典>若手だけ優遇? 上司の6割が“部下に嫉妬”と回答 職場で何が起きている?(スマホライフPLUS)【まとめ】対話の質を高めて相互理解を深める上司と部下の間のギャップを埋めるには、一方的な指示ではなく、部下が本音で語れる心理的安全性の高い対話が不可欠です。世代間の価値観の違いを理解し、対話のスタイルをアップデートすることが、組織の活性化につながるでしょう。※記事内における情報は原稿執筆時のものです。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。
