「+」から始まる電話番号はキケン?「050」との違いは? 警察も呼び掛ける対策がスゴイ!
2025/11/16
1:「+」から始まり末尾「0110」の危険性

現在横行している特殊詐欺電話の中には、警察官を名乗り、電話番号が「+」から始まり末尾が「0110」であることが特徴のケースがあります。これは、詐欺グループが発信番号偽装の仕組みを悪用し、実在する警察署の番号を偽装しているためです。詐欺犯は「口座凍結」や「事件の共犯者」であると脅し、保釈金などの名目で現金を送金するよう要求することが確認されています。海外からの詐欺電話の代表的な手口の一つにもなりつつあります。不審に感じた場合は、電話の内容を確認した上で、着信があった番号そのものに折り返さず、実際の警察署に電話をかけ直して確認・相談することが重要です。<出典>「+」から始まり末尾が「0110」の電話番号からの着信は危険? 着信拒否するには?(スマホライフPLUS)
2:「050」番号が怪しいと言われる理由と対策

「050」から始まるIP電話番号は、過去に取得時の本人確認が厳格でなかったため、匿名性の高さや通話料の安さから、詐欺や一方的なテレマーケティングに悪用される事例が多発し、「怪しい」というイメージが定着しました。警察庁が2020年時点で把握していた「ニセ電話詐欺」に使用された電話番号のうち、4件に1件が050番号であったと報告されています。しかし、2024年4月1日の法改正により厳格な本人確認が義務化され、犯罪に悪用されるリスクは大幅に低下しました。現在では大手通信事業者から提供され、公的機関や大企業も利用しているため、「050だから」という理由だけで全てを着信拒否するのはおすすめできません。<出典>「050」から始まる電話番号の着信に出ない人は多い?「怪しい」と思われがちな理由とは(スマホライフPLUS)
3:固定電話への「+」着信を拒否する方法

特殊詐欺事件の9割以上が固定電話を通じて発生しており、特に電話帳や名簿を通じて番号が流通している高齢者世帯が狙われやすい傾向にあります。詐欺の多くは「+」で始まる国際電話番号を利用した手口で行われるため、海外との通話が必要ない家庭では国際電話の利用休止が非常に有効な対策となります。この設定により、固定電話の着信履歴から不審な「+」番号が一掃され、被害のリスクを根本的に減少させることができます。NTT東日本・西日本は2025年6月から国際電話の利用休止手続きの受付を強化しており、電話やウェブから無償で申し込みが可能です。スマートフォンユーザーは、キャリアのサービスやアプリで国際電話をブロックすることも可能です。<出典>固定電話で国際電話を使うのは危険?「+」で始まる番号の利用休止をNTTが申し込み受付強化(スマホライフPLUS)【まとめ】不安な着信に惑わされないための心得電話番号にまつわる詐欺の手口は常に変化していますが、重要なのは、番号だけで判断せず、冷静に見極める危機管理意識です。国際電話や特殊詐欺で悪用されやすい番号については、KDDIの「迷惑電話自動ブロック」やNTTの「国際電話不取扱受付センター」への申請など、通信キャリアやアプリ、サービスを活用し、積極的に拒否設定を行うことを検討しましょう。※記事内における情報は原稿執筆時のものです。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。
