【Z世代のホンネ】「前にも言ったよね?」が致命傷!世代間ギャップが招く離職リスク3選
2025/11/08
1:「前にも言ったよね?」が最多。Z世代のやる気を削ぐNGワード

ペンマークとアルバトロスは、Z世代にあたる20〜29歳の若手社会人316名を対象に、「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」を実施。その結果、Z世代の約6割(59.5%)が、上司の何気ない一言で仕事への意欲が低下した経験があります。中でも、最もモチベーションを低下させた言葉は「前にも言ったよね?」でした。これは、過去の失敗を指摘する言葉が、Z世代の挑戦する心を大きく阻害するためと考えられます。次いで「(理由を説明せず)いいからやって」(53.8%)、「普通はこうだよね?」「常識でしょ?」(49.1%)が続き、指示の背景にある意図や目的を理解したいというZ世代の意思とは逆行する言葉が、不満の原因となっています。<出典>『前にも言ったよね?』が致命傷 Z世代の約6割がやる気を失った上司の一言(スマホライフPLUS)
2:句点だけの文章に冷たさ。チャットでの無意識なすれ違い

ペンマークとアルバトロスが、社内コミュニケーションで多用されるチャットやメールにおいて、上司から送られてくると「冷たい」「高圧的だ」と感じる表現について調査したところ、半数以上が「句点(。)のみで終わる文章」と回答しました。また、「絵文字や感嘆符が一切ない文章」(47.8%)や「はい・いいえのみの短い返信」(43.7%)もネガティブに捉えられています。簡潔さを追求した句点のみの文章は、感情表現豊かなSNS環境で育ったZ世代にとっては「感情の欠如」や「事務的すぎる」と受け取られやすいのです。<出典>Z世代の半数が「句点だけの文章に冷たさ」 上司とのすれ違いが離職リスクに(スマホライフPLUS)
3:9割が「辞めたい」と感じる上司との関わり。コミュニケーションの齟齬

ペンマークとアルバトロスが実施した「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」で、「上司とのコミュニケーションが原因で辞めたいと感じたことがある」と答えた人は約9割にのぼりました。特に「頻繁にある」「時々ある」を合わせると6割超であり、継続的なストレスを抱えている実態が浮かび上がっています。Z世代は個人の意見や価値観を尊重し、対等な対話を望む傾向が強いため、「指示があいまい」「話しかけにくい」「人によって態度が違う」といった上司の意図しない振る舞いが大きな壁になっています。このギャップの放置は、若手人材の流出リスクを高めます。<出典>Z世代の9割が「もう辞めたい」…上司とのコミュニケーションが原因だった(スマホライフPLUS)【まとめ】若手社員の定着には言葉の選び方が鍵。心理的安全性の高い職場へZ世代にとって、上司とのコミュニケーションは離職を左右するほど重要です。上司世代は、簡潔な正論が意図せず高圧的に受け取られる可能性があることを理解し、句点を使わない、褒めてから指摘するなど言葉選びやフィードバックの仕方をアップデートすることで、心理的安全性の高い職場づくりに貢献できるでしょう。※記事内における情報は原稿執筆時のものです。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。
