愛犬と自宅にいるときに大地震が発生したら? 飼い主がとるべき「初動」をケーススタディで解説
2026/04/19
トイレにいるときに地震が起きたら
トイレは構造上揺れに強い場所ですが、ドアが開かなくなる危険も。トイレの中にいるときに地震が起きたら、念のためドアを開けておきましょう。
(3)揺れが収まったらスリッパを履いて愛犬を探し始める

揺れが収まったら愛犬を探します。ただし、ガラスの破片が飛散しているのに、愛犬を呼び戻すのはNG。ケガの原因となります。飼い主さんも飛散したガラスで足を切ると、愛犬の救出もままならなくなるので、必ずスリッパを履いて足を守りましょう。スリッパが手元にない場合は、タオルを足に巻くなどでもOKです。
足元の安全が確保できたら、愛犬を呼びましょう。このとき、飼い主さんがパニックになると、愛犬にもそれが伝染してしまい、極度におびえたり興奮したりすることが。怖がって隠れたまま出てこなくなることもあるので、深呼吸をしてから、やさしく呼ぶように心がけてください。おやつがあれば、見せながら呼ぶのも◎
(4)愛犬を確保したらリードをつけ避難経路の確保を

愛犬を救出できたら、首輪にリードをつけて脱走・迷子を予防します。そのうえで、外への避難経路を確保するために、部屋や玄関のドア、地面に続く掃き出し窓を開けましょう。
また、情報収集はスマホやテレビだと見入ってしまうおそれがあるので、停電時でも使える電池式のラジオがおすすめ。避難が必要な場合は、それに向けて行動を開始しましょう。
災害を乗り越えるためには、平時からの備えやシミュレーション、定期的な訓練が欠かせません。小さな地震のときでも、今回ご紹介した内容を試してみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/大下勲先生(大下動物病院院長 公益社団法人日本獣医師会危機管理室室員 大阪VMAT(獣医療支援チーム)副隊長)
参考/「いぬのきもち」2026年3月号『地震から飼い主を守るのは飼い主さんの「初動」です』
イラスト/徳丸ゆう
文/仲田陽子
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
