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犬は「7才からシニア」といわれているけれど実際は?“今どき”の犬のシニア事情

2025/12/28

7才は犬生のターニングポイント


体の内部では、犬は7才頃から老化が始まるといわれています。しかし、見た目や行動はまだ若く、飼い主さんと一緒に走ったり遊んだりする犬がほとんどでしょう。つまりこの時期は、本格的なシニア期に入る前段階。人にたとえるなら中年期で、一見若いけれど、注意深く見守りたい年代です。フードの見直しを検討するのもこの頃からでしょう。

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外見や行動面で老化現象が見られたら本格的なシニアの始まり


体の中だけでなく、外見上や行動面でも老化現象が見られたら、それが本格的なシニア期の始まりです。あくまで目安ですが、小型犬なら11才頃、大型犬なら8才頃から目に見えて老化現象がわかるように。いずれの年齢も人に換算すると大体60才で、定年の年齢に近い年代といえます。

犬のシニア期は3期に分けられる


ミニチュア・ダックスフンドのジャックくん
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

老いが顕著になってからのシニア期は、年齢だけではなく、老化によってあらわれるしぐさや行動、外見上の変化などから、前期・中期・後期に分けるとイメージしやすいです。

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シニア前期


シニア前期の犬は、代謝が落ちて運動量も減るため、若い頃と同じ食事量でも太りやすくなります。また、それまで健康診断で指摘されなかった犬でも、血液検査の結果がよくなかったなど、体内の老いや不調があらわれやすい世代です。

■年齢の目安:小・中型犬は11〜13才頃(大きめの中型犬は10〜11才頃)、大型犬なら8〜9才頃。

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シニア中期


中期になると、食べていても筋肉が落ち始めて体がやせてきます。体内の水分は筋肉によって保たれるので、筋肉量が減ると体が乾きやすくなり、水分量が減ることで、とくに足先などの体の末端で血行不良を起こしやすくなる世代です。

■年齢の目安:小・中型犬は14〜15才頃(大きめの中型犬は12〜13才頃)、大型犬なら10〜10.5才頃。

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シニア後期


中期に続き筋肉量が落ちてくる世代で、足腰の衰え方によっては自立できなくなったり、寝たきりになったりする場合も。そうなると自分で排せつすることも難しくなり、犬によっては夜鳴きや徘徊といった認知症の症状があらわれる世代です。

■年齢の目安:小・中型犬は16才頃〜(大きめの中型犬は14才頃〜)、大型犬なら11才頃〜。

なお、これらは年齢だけでは区切れないので、どんなに若くても各期の特徴が見られたら、愛犬は該当の世代にいると考えられます。反対に、小・中型犬は11才、大型犬なら8才を超えていたら、外見や行動がどんなに若く見えても、シニア前期にいると捉えて接しましょう。

愛犬の老化スピードはお世話次第で変わる!?


ラブラドール・レトリーバーのさくらちゃん
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

一般社団法人ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の平均寿命は年々延びています。しかし、今も昔もある一定の年齢になれば必ず「老い」はあらわれるので、平均寿命が延びる=シニア期が延びているともいえるのです。

そんな長いシニア期のなかで、愛犬の老化スピードを少しでも遅らせるには、シニア期にあらわれる3つの世代を正しく理解し、各段階に合わせたケアが重要に。愛犬のシニア期は、飼い主さんのがんばり次第で変わってくる可能性があるといえるでしょう。

お話を伺った先生/佐々木彩子先生(キュティア老犬クリニック獣医師)
参考・写真/「いぬのきもち」2025年11月号『長ーく元気でいてほしいから知っておきたい!「シニア期」っていつから?』
文/長谷部サチ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。