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犬に歯みがきが必須な理由は? 歯ブラシの当て方・動かし方をマスターしよう

2025/10/19

歯周病予防


犬の口内は弱アルカリ性で、虫歯にはなりにくいものの、歯周病を引き起こしやすい環境。近年では、1才以上の犬の約80〜90%が歯周病という報告も出ています。

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歯周病が誘発する病気の予防


歯周病菌が血液に入り込むと、心臓や肝臓、腎臓といった内臓の病気をはじめ、一説には糖尿病や認知症の一因になるともいわれています。

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口腔内腫瘍の早期発見


犬の口腔内腫瘍は悪性であるケースが多いです。口腔内腫瘍は舌や歯ぐきなどにできるため、歯みがきをすることで早期発見につながります。

犬の歯みがきの基本! まずは歯ブラシの当て方・動かし方をマスターしよう


ボーダー・コリーのきくくん
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ここからは、犬の歯みがきの基本、歯ブラシの当て方・動かし方をご紹介します。歯ブラシの当て方・動かし方はどの歯でも同じなので、まずは以下のように練習してみましょう。

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歯ブラシの当て方・動かし方


愛犬の歯みがき・歯ブラシの当て方

犬の歯みがきの主な目的は、歯周病予防です。そのため歯の表面をみがくより、歯と歯ぐきの境目にたまっている汚れをかき出すことが大切。歯と歯ぐきの間に斜め45度の角度で歯ブラシを当てて、1本ずつ左右小刻みに動かしながらみがいていきましょう。

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向かい合わせの体勢がおすすめ


愛犬の歯みがきはやりやすい体勢でOKですが、口の中や歯の外側が見えやすいため、向かい合わせの体勢が◎。また、愛犬が逃げないようにと無理にホールドすると逆に逃げようとしてしまうので、自然に囲うように工夫しましょう。

たとえば、以下のような無理のないホールドがおすすめです。

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■部屋の隅で


愛犬の歯みがき
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■足に挟んで


愛犬の歯みがきにおすすめの体勢
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■イスにのせて


イスにのせて歯磨き

犬にとって歯みがきは、とても大切なお世話です。まずは基本をしっかり確認して、愛犬の歯の健康を守っていきましょう。

お話を伺った先生/白畑壮先生(「プリモ動物病院 古淵/歯科・内視鏡センター」院長 博士(獣医師) 日本小動物歯科研究会 歯科認定医)
参考・写真/「いぬのきもち」2025年7月号『大きな写真でわかりやすい! とってもやさしい歯みがき見本帳』
文/江村若奈