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犬のブラッシング・足裏カットのコツとは?プロに聞くお手入れの極意

2025/10/18

ブラッシングされるトイ・プードル

トリミング仕立ての、毛玉やもつれがない状態をキープするには、コームでとかすのがおすすめ。毎日1、2回全身をとかすことで、毛玉やもつれを防ぐことができます。

それに加えて次のトリミングを2〜3週間後に行えば、毛玉ができることはほぼないでしょう。大きめのコームがとかしやすいですよ。

スリッカーブラシは持ち方と力加減の確認をしてから使うと嫌がりにくい


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スリッカーブラシの力加減チェック

スリッカーブラシは、柄を強く握るとつい力が入ってしまいがち。鋭いピン先が皮膚に当たって愛犬が痛がり、ブラッシングを嫌がるようになってしまいます。

柄は軽く持ち、自分の腕にブラシを当てて、力加減をチェックしてからとかしましょう。力の入れすぎを防ぎやすくなります。

毛をかき分けながら少しずつとかすと根元からとかせる


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ブラッシング時のコツ

長毛種の場合はとくに、毛の表面だけをとかしても毛玉やもつれは防げません。毛をかき分けつつ、根元から少しずつとかすことが大切。

表面だけを一気にとかそうとすると、もつれがとかせないだけでなく、毛が引っ張られやすくなり、愛犬に痛い思いをさせることになります。

足裏の毛のカットは取り扱いやすい小型バリカンがおすすめ


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トリミング後のカニーンヘン・ダックスフンド
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

足裏の毛をカットする際は、小型で音の小さいバリカンを使うのがベスト。振動も少ないので自宅でのケア向きです。

アタッチメントを交換するだけで、電動爪やすりにもバリカンにもなる便利な商品もあります。

肉球にかかっている毛のみカットすれば失敗しにくい


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犬の足裏

自宅でケアする場合は、肉球の表面にかかっている毛だけをカットすればOK。肉球と肉球の間の毛や指の間の毛を無理やりカットしようとすると、痛がらせたり、肉球を傷つけたりするのでやめましょう。

バリカンの刃先は肉球表面と平行に動かすと安全


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バリカンの動かし方

バリカンの刃は、肉球の上を滑らせるようにして動かします。肉球の上にかかる毛をはらうイメージで切りましょう。

刃先でほじるように切ると、皮膚や肉球を傷つけてしまうおそれも。愛犬がお手入れ嫌いになってしまうのでやらないで。

ふだんはトリミングサロンなどでお手入れしている場合でも、病気や加齢で自宅ケアを余儀なくされるケースがあります。そのときになって困らないよう、早いうちから自宅ケアのポイントを押さえておきましょう。

お話を伺った先生/川越真澄先生(トリミングサロン「Pet Salon M DOG」代表)
参考・写真/「いぬのきもち」2025年9月号『\自宅ケアがみるみるスムーズに!/達人に学ぶお手入れの極意』
文/柏田ゆき
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。