野犬から生まれ保護された“警戒心の強い子犬”をお迎え→飼い主や犬友の支えで少しずつ成長する様子に胸が熱くなる
2025/10/17
散歩は「一番大変」だった

引用元:写真提供/@kikueriiiiiii
飼い主さん:
「なかでも大変だったのは散歩です。最初は一歩も進めず、徒歩10分の公園に行けるようになるまでは、3カ月ほどかかりました。ただ、散歩は未だに怖がってしまうことがあり、進めない日はたくさんあります。
でも、志が散歩で進めないでいると、近所の犬友さんが一緒に歩いてくれるんです。散歩から帰ってきている犬友さんのなかには、もう一度一緒に公園に行ってくれる人もいます。本当にありがたいですし、みなさんの優しさにうれしくなります。
今では志から甘えにいく犬友さんもいるんですよ」
最近の志くんの様子

引用元:@kikueriiiiiii
たくさんの人に支えられて少しずつ成長している様子の志くん。最近の志くんの様子についてお聞きすると、「甘えん坊で優しい性格」だといい、こんなことを教えてくれました。
飼い主さん:
「私にはべったりで、毎晩ぴったりくっついて一緒に寝ています。まだ子犬なのに、“弟犬”でチワワの金太郎(取材時生後4カ月)のことをとってもかわいがっていて、金太郎も志のことが大大大好きなんです」
楽しい経験をたくさん与えてあげたい

引用元:@kikueriiiiiii
「これからも怖いモノを少しでも減らして、楽しいことをたくさん経験させてあげたいです」という飼い主さん。最後に、こんな気持ちを聞かせてくれました。
飼い主さん:
「志が保護された場所には、まだたくさんの野犬がおり毎月のように子犬が保護されています。こうした現状を知り、犬を飼うことの責任についてよく考え、意識を変えることが大切だと思っています」
野犬の子犬として生まれた志くんは今、優しい飼い主さんのそばで幸せに暮らしているようです。
写真提供・取材協力/@kikueriiiiiiiさん/Instagram
取材・文/長谷部サチ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。