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早期発見がカギ!知っておきたいシニア犬に多い病気・トラブル

2025/09/25

シニア犬の発作や異食は脳腫瘍の可能性が


シニア犬が急な発作を起こしたり、食べ物ではないものに執着して食べようとしたりする行動は、脳の腫瘍の可能性があります。気になる症状があれば、早めに検査を。

慢性腎臓病


振り返るラブラドール・レトリーバー

加齢や食事内容、若いときにかかった病気の影響などにより、腎臓の機能が低下した状態。多飲多尿、食欲不振、体重減少、嘔吐、けいれんなどが見られます。初期は症状がわかりにくいため、若いうちから定期的に尿検査を受け、早期発見に努めましょう。

糖尿病


こちらを見つめるコリー犬

生活習慣で、シニア期に発症しやすい糖尿病。多飲多尿、食欲不振、嘔吐などがきっかけで判明することが多く、肥満が一因の可能性もあります。避妊手術を受けていないメスや、副腎皮質機能亢進症の犬は悪化しやすいです。

子宮蓄膿症


窓の外を見つめる犬

子宮内に細菌が入り、膿がたまる病気です。悪化すると命にかかわります。出産経験のない高齢のメスに多いといわれており、避妊手術をしていればほぼかかりません。

どの病気もすべての犬に起こり得ます。愛犬との幸せな時間を増やすためには、起こり得る病気やトラブルを把握しておくことが大切です。健康診断も定期的に受けて、早期発見に努めましょう。

お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「いぬのきもち」2025年6月号『かかりやすい犬種&タイプもわかる! ライフステージ別 気をつけたい病気・トラブル』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性がない場合もあります。