スイスはクレジットカードの普及率が低い割にカードが使いやすい

スイスの物価の高さは知っていますか。これからスイス旅行を考えているのであれば、まず物価が高いということをしっかり頭に入れて出かけて下さいね。でないと、現地で惨めな気分になっちゃうかもしれません。

一方、スイスには海外からの旅行客をもてなすという意味で、様々なサービスがあります。それを上手く利用することで費用を安く抑えることが可能なのもスイスの面白さです。

スイスでクレジットカードが使えないところはそれほど多くない

現金主義の隣国、ドイツの影響かもしれませんが、スイスは比較的クレジットカードの普及率が低いです。しかし、スイスを訪問する外国人観光客は非常に多いです。

2018年上半期、連邦統計局によるとスイスに宿泊した観光客は1,840万人だったそうです。スイスの総人口が800万人弱であることを考えれば、これはすごい数ですよね。

スイスのクレジットカードインフラは外国人のため

スイスはドイツと同じように現金主義で、クレジットカードではなくデビットカードが中心になっているそうですが、国際ブランドのクレジット・デビットカードは使いにくいのでしょうか。
そんなことはありませんよ。むしろクレジットカードの普及率に比べると、驚くほどクレジットカードが使えます。もちろん現金が必要になるシーンは少なくありませんから持っておきましょう。

最初にお話したとおり、スイスは大変物価の高い国です。一方で外国人旅行客の数が多いので、そうした人々に迷惑がかからないよう、クレジットカードの使い勝手が良くなっているのかも知れません。

よく使われるビッグマック指数の基準になるビッグマック1個の単価を比べると、やはりスイスは世界一高額です。2019年のランキングから抜粋してみましょう。

  • 1位:スイス・約718円
  • 4位:アメリカ・約605円
  • 14位:イギリス・約442円
  • 22位:日本・390円
  • 55位:ロシア・約179円

つまり、これが平均的な物価だとしたら、スイスは日本の2倍弱の物価だということになります。クレジットカードで処理しないと現金が不足するかもしれません。

VISAとマスターカードは必携だがどちらかだけでも間に合う

海外旅行の際の鉄板はVISAとマスターカードですが、これはスイスも例外ではありません。しかし、アメックスやJCBも使えないわけではありません。ダイナースクラブはちょっと情報が見当たりませんでした。

渡航前に目的のお店や施設をネットで検索して、使えるクレジットカードの国際ブランドを確認しておきましょう。

ホテルについては、日本で予約する時に確認できますね。その時支払いに使ったクレジットカードは必ず持っていって下さい。

また、スイスではクレジットカード利用の際にパスポートの提示を求められることが割合多いようです。必ずパスポートは携帯し、万が一紛失したときのためにコピーをとって、ホテルに置いておきましょう。

もしもの時は、それを持って最寄りの日本領事館へ相談に行って下さい。

買い物の際には念のため現金も準備しておこう

スイスは物価が高いので、外食だけでなくスーパーなどで美味しそうなものを購入して食べるというのも、ランチの選択肢になるかと思います。

その際、お店の入口では必ずアクセプタンスマークを確認して下さい。国際ブランドが表示されていれば、そのクレジットカードは利用できます。

一方、スイスは比較的治安の良い国なので、現金払いで高額紙幣を出してもそれほど嫌がられません。ただし、最も高額な1,000スイスフラン札は、約11万円になりますので、少額のお買い物では使いにくいですね。

また、紙幣の切り替えにあたって、2019年のうちには新1,000スイスフラン札が出てくる予定ですが、2019年初頭ではまだ旧札のままです。

100、200スイスフラン札も持っていてもいいですが、基本的には10・20・50スイスフラン札をある程度揃えておくのがおすすめです。100スイスフラン札≒1万円札と思っておけばいいでしょう。

硬貨は5・2・1・1/2スイスフランと20・10・5サンチームの7種類があります。高額な方から500円・200円・100円・50円・20円・10円・5円より2019年初頭では少し高価になります。

5スイスフラン硬貨は、その時の為替によって日本の500円硬貨と1,2を争う世界で最も高額な通常硬貨なんです。

なお、新スイスフラン札はデザインが縦型であるのが特長です。ちょっと違和感があるかもしれませんが、そういうものだと思っておいて下さい。

レートのことを考えるならデビットカードで引き出そう

スイスフランは2019年初頭でだいたい1スイスフラン≒110円です。しかし、500円硬貨と5スイスフラン硬貨が世界で一、二を争うと言った通り、1スイスフランが100円以下になることもあります。

両替店やホテルのフロントなど、店頭での両替では銀行以外実際のレートより大きく変動しやすいので、安定したレートを望む場合デビットカードを使ってATMからスイスフランを引き出すのがお勧めです。

VISAデビットは店頭でも使えるが暗証番号を忘れてはならない

スイスは治安が良いと言うことですので、デビットカードも普通に使って問題ないのでしょうか。どんなところでどんなデビットカードが使えるのでしょう。
日本で発行されている国際ブランドデビットはVISAとJCBだけです。それぞれVISAとJCBのクレジットカードが使えるお店で利用できますが、ホテルのデポジットには使えないことが多いですね。

スイスの場合、比較的小規模なお店でもデビットカードやクレジットカードが使えたり、逆に大きなスーパーでも使えなかったりと、わりあいまちまちな対応状況ですが、大都市部や観光地ではほぼ問題なく使えます。

また国際ブランドについてはVISAとマスターカードが圧倒的に強いものの、観光地などでは5大国際ブランド全部が使えるお店が点在しています。

ユーロ圏ではないスイスでも、デビットカード・クレジットカードはICカードでないと使えません。つまり、必ず暗証番号が必要になるのです。

さらに、外国人がデビットカード・クレジットカードを使う場合、パスポートの提示を求められることもありますので、すぐに出せるところに持っておきましょう。

小銭の定番、公共交通機関は交通チケットを活用しよう

大抵の国では、市内公共交通機関は現金、それも小銭でないと利用できないことが多いです。日本のようにバスの中には両替機があると言った親切な対応も少ないですね。

スイスでは旅行者向けに2つのサービスがあります。一つはその町のホテルに投宿すると無料(一部有料)で、その町の公共交通機関に乗れる交通パスを配布しているという物です。

  • ベルン(無料)
  • モントルー(無料)
  • ヴヴェイ(無料)
  • バーゼル
     ・交通機関のみのパス:無料
     ・美術館やショップなど各種優待付きパス:有料
  • チューリッヒ(有料)

こうした町に宿泊する場合は、ホテルのフロントで交通パスをもらっておきましょう。

また、スイス国内で移動することがある旅行の場合はトラベルパスを購入しましょう。

  • スイストラベルパス:スイス全土(日本で予約購入可能)
  • 夏季限定エリアパス:東スイス地方
  • オーバーエンガディン地方無料パス:対象ホテルに2泊以上宿泊でもらえる

こうしたものをフル活用することで、移動に関する費用が格段に抑えられ、物価の高いスイスでもリーズナブルに旅行を楽しめます。

スイスに赴任する場合は現地で銀行口座を開けばいい

スイスに赴任して現地で給料を受け取る場合には、住所が確定し収入証明が発行される段階になったら、地元の銀行で口座を開設しましょう。

写真入りの就労ビザと住所、収入証明があれば、クレジットカードとデビットカードが付いた銀行口座の開設ができるようになります。

短期留学や旅行では日本のクレジットカードで問題ない

スイスの物価の高さを考えた場合、やはりゴールドカードを持っておきたいですね。出発日から90日以内に帰国する短期留学の場合でも、保険が有効ですので保障の大きいゴールドカードをお勧めします。

高校生が留学する場合、家族カードでもクレジットカードが作れませんよね。こうした場合はどのように対応したらいいのでしょうか。
一つはデビットカードです。もう一つは海外留学専用の家族カードを発行してくれる会社もあります。どちらも高校生であれば発行可能ですよ。

アメックスのプロパーカードや三井住友VISAカードは、海外留学を前提に高校生に家族カードを発行してくれます。現地での使い勝手を考えればVISAゴールドがお勧めですね。

また、国際ブランドデビットであれば、本人名義のカードが作れます。Sony Bank WALLET Visaデビットの場合、日本にいる親御さんがスイスフランを購入して外貨送金すれば、子供さんは現地で安心して利用できますね。

物価の高いスイスで安心して使うためには、利用限度額が大きいデビットカードもおすすめです。

こうしたものを活用し、さらに長期留学の場合は別段で海外旅行傷害保険を別段で購入して下さい。

スイスでのクレジットカードは思うより便利に使える

このように現金主義のスイスですが、外国人にとってはクレジットカードの使いやすい国だと言えるでしょう。ですので、VISAかマスターカードのゴールドカードを1枚以上と、スペアのVISAかマスターカードを持って行くのがお勧めです。

スイスのATMではユーロを引き出すこともできますし、スイスのお店ではユーロで買い物することも可能です。往復の途中に他の国に立ち寄るなら、そうしたことも頭に入れておくと良いでしょう。

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