リボ払いはやめたほうがいい理由とは?分割払いとの違いも説明

カード会社に「リボ払い」をすすめられた経験がある人は多いのではないでしょうか。

リボ払いを選択すると年会費が無料または割引になったり、ポイント還元率が上がったり、ボーナスポイントがもらえたりと、一見お得に見えます。

このような特典とあわせてカード会社にリボ払いをすすめられることがありますが、安易にリボ払いを選ぶのは大変危険です。

リボ払いの返済が長期化すると手数料の負担が重くなり、多重債務や自己破産になってしまうケースがあります。

この記事では、リボ払いの仕組みやリボ払いが危険だと言われている理由を分かりやすく解説します。

また、リボ払い以外ならどの支払い方法がいいのか、リボ払いをやめるにはどうすればいいのかも合わせて紹介しているので参考にしてください。

リボ払いはやばい!やめたほうがいい理由とその仕組みを解説

「リボ払いはやめたほうがいい」と聞いたことがある人も、多いのではないでしょうか。

リボ払いの仕組みや分割払いとの違い、そしてリボ払いは利用しない方がいいと言われている理由を分かりやすく解説していきます。

リボ払いとは?分かりやすく仕組みと意味を解説

リボ払いとは「リボルビング払い」の略で、利用金額や利用件数にかかわらず毎月の支払い金額を一定にする支払い方法です。

リボ払いは主に3種類に分けられ、定額方式、定率方式、残高スライド方式があります。

リボ払いの種類と違い
リボ払いの種類 支払い方法
定額方式 利用残高に関係なく毎月一定額を支払う
定率方式 利用残高に対して一定の割合の金額を毎月支払う
残高スライド方式 利用残高に応じて、月々の支払金額が増減する

定額方式で毎月の返済額が1万円の場合は、利用残高(支払いが済んでいない利用金額)にかかわらず毎月1万円を支払います。

定率方式では、例えば毎月5%に設定し利用残高が10万円の場合、毎月の返済額は「残高×5%」となり、1回目の返済は5,000円。2回目の返済は4,750円です。

残高スライド方式はミニマムペイメント方式とも言い、利用残高に応じて月々の支払金額が増減します。

利用残高が10万円以下なら毎月1万円、10万円を超えると毎月2万円などで、利用残高が多いと返済金額も増えるようになっています。残高スライド定額方式と残高スライド定率方式のどちらもあります。

一般的に、リボ払いでは定額方式と残高スライド定額方式が多いです。

さらに、リボ払いは金利手数料がかかるので、返済額に金利を含めるか含めないかで返済方式が変わります。

リボ払いの元利返済と元金返済は金利を含めるか含めないかが違う

返済に金利手数料を含める場合は「元利返済」、含めない場合は「元金返済」と言います。リボ払いの金利は年利14~15%である場合が多いです。

毎月1万円を返済する場合、元利返済だと金利手数料を含めるので、返済する元金は1万円から手数料を引いた金額となります。

逆に、元金返済だと1万円に手数料を追加して支払う形になるので、元金は1万円減ることに。

そのため、元利返済は月々の返済額が少なくて済みますが、元金返済の方が元金の減りが早く返済期間が短くなるので手数料負担は少なくなります。

リボ払いの月の支払額はいくらなんですか?
毎月いくら支払うのか自分で選ぶことができます。最小の支払い金額は、3,000円としているカード会社が多いですよ。

リボ払いと分割払いの違いは?

リボ払いと混同しがちな分割払いですが、リボ払いと分割払い。

2つの支払い方法の主な違いは、次のとおりです。

リボ払いと分割払いの違い
リボ払い 設定した一定金額を毎月支払う
分割払い 利用(商品)ごとに支払い回数を決めて支払う

分割払いの場合、商品ごとに支払い回数を決めて支払うので、たとえば10万円の商品を10回の分割払いで支払うと、1回の支払い金額は1万円+金利です。

分割払いの金利手数料は、分割回数によって異なります。

そのため、分割払いだと購入した商品の金額によって、月々の支払い金額が変化します。

一方、リボ払いはあらかじめ毎月の支払い金額を決める支払い方。

例えば毎月のリボ払い返済金額が2万円なら、10万円の商品を購入すると毎月2万円+金利ずつ支払い、合計5回支払うことになります。

そのため、分割払いのように購入金額によって月々の支払額が変化するわけではなく、リボ払いは一定の金額を毎月支払います。

まとめると、分割払いは基本的にカード利用時に利用金額の支払い回数を選んで支払います。

リボ払いはカード利用時にリボ払いを選ぶか、前もってリボ払いに設定しておくか、支払った後からリボ払いにするか選べるようになっています。

また、リボ払いはどんな支払い方をしても手数料が発生しますが、分割払いの場合だと2回払いを選べば手数料はかかりません。

ただし、3回以上の分割払いを選んだ場合、手数料がかかります。

分割払いはあらかじめ支払い回数を決めるので、いつ支払いが終わるのかを把握しやすいのです。

しかし、リボ払いは返済回数に制限がないため、支払い期間が長期化しやすいデメリットがあります。

どちらの支払い方法がいいのですか?
一時的に手元にお金がなく支払いを先送りしたいという場合は、分割払いの方が良いでしょう。

リボ払いはおすすめしませんが、もし利用するなら、生活費のお金がないのでしばらく月々のカードの支払負担を減らしたい場合など、リボ払いを使わざるを得ないケースだけにしましょう。

分割払いとリボ払いは、どちらも支払いを先送りにする、いわば借金に近いもの。

返済を遅らせることができる便利な支払い方ですが、手数料がかかることもあり、どちらも使わないのがおすすめです。

分割払いについてもっと知りたい人は、次の記事をご覧ください。

リボ払いがやばいと言われる理由は金利手数料が増えていくから

リボ払いが危険だと言われている理由は、利用残高が増えると金利手数料も増えるためです。

金利手数料がかかる分、元々の利用金額よりも返済金額が高額になりやすいデメリットがあります。

そのほか、次のようなデメリットがあります。

リボ払いのデメリット
  • 金利手数料が年利15%程度と高い
  • 金利手数料が増えやすい
  • 支払いが長期化しやすい
  • 支払い残高が把握しにくい

リボ払いで支払うと、元本とあわせて金利手数料の支払う必要があるので、元本が減らずいつまで経っても返済が終わらないという事態になってしまうことも。

また、お金を使っている感覚が薄れてしまうことに加えて、毎月の支払い額がほぼ一定なのでどのくらい支払い残高が残っているのかも分からなくなる可能性もあります。

リボ払いに設定したまま忘れていて、気が付くと100万円以上の債務をかかえていたというケースも起こりえるのです。

金利手数料は15%程度と元々高く、返済が長期化して支払い残高が増えると、その分金利手数料が増えます。

利用残高が増え、支払えなくなった場合は借金を借金で返す多重債務に陥ってしまうケースもあるので、利用には十分な注意が必要です。

デメリットは分かりましたが、リボ払いにメリットはないんですか?
毎月決まった金額を支払うので、カードの利用金額が多い月でも負担が少なく、余裕のある月にまとめて返済できるというメリットがありますよ。

カード会社がリボ払いを勧めるのは手数料を払ってほしいから

リボ払いは危険だとお伝えしましたが、なぜそんな支払い方法をカード会社はすすめてくるのでしょうか?

その理由は、リボ払いにするとカード会社が儲かるからです。

カード会社は、カード利用店がカード会社に支払う加盟店手数料やカードの年会費などのほかに、「リボ払い」などの支払い手数料や「キャッシングの手数料」も収入源としています。

そのため、リボ払いを利用してくれる人が増えれば増えるほどカード会社の収入が増えるため、様々な特典やキャンペーンで利用者にリボ払いを進めていることが考えられるのです。

リボ払い以外の一括払いなどの手数料が発生しない支払い方を選ぼう

リボ払い以外の支払い方法を選ぶなら、結局どれが一番いいのでしょうか?

 

一番おすすめの支払い方法は一括払いです。分割払い(3回払い以上)にすると金利手数料が発生しますが、一括で支払う場合には手数料はかかりません。また、2回払いも手数料は発生しません。

どうしても支払いを先送りしたい場合や、一括払いで支払えない場合は、手数料がかかる分割払い(3回払い以上)やリボ払いではなく、手数料のかからないボーナス払いを利用しましょう。

最大で半年程度は、支払いを先延ばしにすることができます。

一括払いについては、次の記事で紹介しています。

ボーナス払いについては、こちらの記事をご覧ください。

リボ払いをやめたい!やめるにはあとから一括返済がおすすめ

リボ払いをやめたい場合、どうしたらいいのでしょう?
繰り上げ返済でまとめて返済するといいですよ。

繰り上げ返済とは、本来の支払い日より前に返済することです。リボ払いをやめたい場合は1万円でも多く、できるだけ早く繰り上げ返済をしましょう。

貯金がほとんどないという場合は、保険などを解約するという手もあります。

リボ払いは金利が高いので、繰り上げ返済で利用残高を減らすと、その分の金利手数料を払わなくて済みます。

繰り上げ返済してもまだ完済できない場合は、月々の支払金額を少しでもいいので増やしましょう。その分の金利手数料が減るので、元本の支払いに充てることができます。

繰り上げ返済について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

また、リボ払いの年利は15%程度なので、より金利の低いネット銀行系のカードローンでお金をまとめて借り、一括返済するという方法もあります。

リボ払いは返済がなかなか終わらないので利用しない方がいい

リボ払いとは毎月の支払い金額を一定にする支払い方法で、定額方式、定率方式、残高スライド方式の3つの種類があります。

月々の支払金額が一定なので家計管理がしやすいというメリットはありますが、金利手数料(年利約15%)がかかるという大きなデメリットがあります。

利用残高が増えれば増えるほど金利手数料が増えてしまい、金利手数料の支払いだけで精一杯となり、やがて多重債務や自己破産に至ることもあるので、できるだけ利用しない方がいい支払い方法です。

リボ払いをやめたい場合は、繰り上げ返済をしてできるだけ利用残高を減らしましょう。

手元にお金がなくどうしても支払いを先送りしたい場合、支払いはリボ払いや分割払いではなくボーナス払いがおすすめです。

ボーナス払いを受け付けていない店舗の場合は、支払える余裕があるなら一括払いで支払う方がいいでしょう。

返済が長期化しやすいリボ払いは、できるだけ利用しないことをおすすめします。

※ 掲載の情報は2019年9月現在のものです。
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