楽天プレミアムカードはサービスが充実!なのに年会費はお手頃

「楽天プレミアムカード」は、申し込み可能な楽天カードの中では最上位のクレジットカード。
最上位カードにふさわしく、楽天プレミアムカードは「付帯保険」や「ポイントサービス」などがかなり充実しています。
他社のプラチナカードと比べて明らかに劣ると思われるのは、コンシェルジュサービスが無い事くらいでしょう。
この記事では、楽天プレミアムカードについて、そのメリット・デメリットや楽天ゴールドカードとの違いを説明していきます。
楽天カードの最上位と言われる「楽天ブラックカード」については、次の記事で紹介しています。
この記事の目次
普通のプラチナカードは年会費3万円程度、安くても2万円といったところですから。
・・・でも、その分サービスが悪いのでは?
楽天プレミアムカードの3つの特徴とは?
楽天プレミアムカードには、次のような3つの特徴があります。
- 「楽天プレミアム」の年会費が1年分無料
- プライオリティ・パス等の空港利用権
- ポイントが貯まりやすい
では、それぞれについて見ていきましょう。
楽天プレミアムで楽天市場の送料が実質無料
楽天プレミアムカードの会員になると、「楽天プレミアム(年会費税込み3,900円)」が無料で1年分ついてきます。
名前は似ていますが、楽天プレミアムと楽天プレミアムカードは別のサービスです。
楽天プレミアムに入っていると、楽天市場で対象商品を買った時に、「送料分」のポイントを貰えます。つまり、実質的には送料無料というわけです。
他に、プレミアム会員専用のお得な「限定クーポン」が使えたり、楽天トラベル・楽天ブックスなどポイントが+1倍になる特典も。
でも年会費無料なのは、1年間だけなんですよね?楽天市場を使わない人でも、楽天プレミアムを解約し忘れて、次の年から余計なお金を払わされてしまう気が・・・。
無料期間が終わっても楽天プレミアムを利用し続けたいのなら、1年後忘れずに加入手続きを行う必要がありますよ。
楽天プレミアムカードなら空港ラウンジを無料で使える
楽天プレミアムカードには、「プライオリティ・パス」の会員に無料で加入できるサービスも付帯。
このプライオリティ・パスは、最高ランクの「プレステージ会員(年会費429USドル)」と同等ですので、無料で世界各国の空港ラウンジを利用可能です。
現在プレステージ会員の年会費は日本円で45,000円程度ですから、飛行機をよく使う人なら、これだけで楽天プレミアムカードの年会費以上の価値があります。
また楽天プレミアムカードを持っていると、国内の主要な空港のラウンジも無料で利用できますよ。
楽天プレミアムカードなら楽天市場で大量にポイントを貯めることも
楽天プレミアムカードは、「楽天市場」で使った場合にポイント還元率が「5%」になり、基本還元率のなんと5倍。
この数値は、他のクレジットカードと比べても高く、ポイントの還元率を重視する人は、これだけでも楽天プレミアムカードを選ぶ十分な理由になるでしょう。
さらに楽天プレミアムカードは、次のような3つの「ポイント優待サービス」からどれか1つを選んで利用できます。
- 楽天市場コース
- トラベルコース
- エンタメコース
「楽天市場コース」は、火曜日と木曜日に楽天市場を使うと、獲得ポイントが1%増えて合計6%になるコースです。
「トラベルコース」は、楽天トラベルでカード決済した場合に、ポイント+1%。
さらに、自宅から空港、もしくは空港から自宅へ手荷物を送る場合の、「送料」が無料になるクーポンを年に2枚貰えます。
「エンタメコース」では、「Rakuten TV」と「楽天ブックス」を利用した場合のポイントが1%増加。
このコースシステムにより、ネットで買い物をよくするなら楽天市場コース、旅行によく行くならトラベルコース、というように自分にあった方法でポイントを稼げます。
楽天プレミアムカードは楽天ゴールドカードはどちらがお得?
楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードでは、どういった違いがあるのか、まず表で確認してみましょう。
楽天プレミアムカード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込) 家族カード550円(税込) |
2,200円(税込) 家族カード550円(税込) |
利用可能額 | 最高300万円 | 最高200万円 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高5,000万円(うち自動付帯4,000万円利用付帯1,000万円) 国内旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯) ショッピングガード保険最高300万円(年間) |
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) |
本会員の年会費はゴールドカードの方が安いですが、家族会員の年会費は同額です。そのため、家族カードを作りたいのなら、楽天プレミアムカードの方がお得。
一方で楽天ゴールドカードは、国内旅行の傷害保険は付帯されていませんし、旅行費を楽天ゴールドカードで決済していなければ保険は適用されません。
保険の自動付帯とは、旅行費用の支払いにそのクレジットカードを利用しなくても保険が付帯されること。自動付帯であるか利用付帯であるかは保険を比較する上で大切です。
クレジットカードの付帯保険について詳しく知りたい人は、次の記事を読んでみましょう。
たとえば保険額が最高1億円の「アメックス・プラチナ」などをすでに持っているなら、保険で楽天プレミアムカードを選ぶ価値は低いですよ。
また基本表のデータ以外に、次のようなサービスでも楽天プレミアムカードの方が優位です。
- 3つのポイント優待選択サービスがない
- プライオリティ・パスがついていない
- 楽天プレミアム1年間無料サービスがない
- 楽天プレミアムカードトラベルデスクが使えない
- お誕生月サービスが無い
- 楽天ビジネスカードが発行できない
プライオリティ・パスはありませんが、国内空港ラウンジについては、楽天ゴールドカードでも使用可能。
ただし、楽天ゴールドカードの場合、年間2回までと、使用回数に制限があります。
「楽天プレミアムカードトラベルデスク」は、海外にある現地デスクが旅行の手助けをしてくれるサービスです。
一応、楽天ゴールドカードでも、海外トラベルデスクはあります。
しかし楽天プレミアムカードトラベルデスクは、楽天プレミアムカードか楽天ブラックカードといったハイクラス会員しか利用できないサービス。
旅行先での緊急時の相談や観光情報の入手、レストランなどの予約などをサポートしてもらえます。
「お誕生月サービス」は、誕生日がある月に、楽天市場と楽天ブックスで獲得ポイントが1%増えるサービスです。
「楽天ビジネスカード」を発行する場合、楽天プレミアムカードが必須となります。
そのため、個人事業主や法人代表者の場合は、楽天ゴールドカードよりも楽天プレミアムカードを持っていたほうが選択肢が広がるでしょう。
楽天ゴールドカードについて詳しく知りたい人は、次の記事をご覧ください。
楽天ビジネスカードは、個人事業主にもおすすめの追加カードです。詳細は次の記事で説明しています。
楽天プレミアムカードは楽天系列サービスを使わないと魅力半減
楽天のクレジットカードはどれもそうですが、特に楽天プレミアムカードは楽天のサービスを使わないと損です。
楽天プレミアムカードならポイント還元率が10%を超えることも珍しくないのですが、それはあくまで「楽天市場」を使った場合の話。
楽天市場で買い物をしない人は、楽天プレミアムカードを有効活用しているとは言えないでしょう。
でも、実店舗での利用がメインなら、年会費無料で基本還元率が1.2%の「リクルートカード」など、他にお得なクレジットカードがあります。
また、楽天プレミアムカードは、旅行傷害保険や空港ラウンジ無料使用権など、「旅行サービス」に強いクレジットカードです。
逆に言えば、旅行も出張もしないという人には、あまりメリットがありません。そういう人は、年会費無料の楽天カードの方が適しているでしょう。
楽天市場をよく使うか、飛行機をよく使うか、どちらかの条件を満たしている人でなければうまく使えないのが、楽天プレミアムカードのデメリットです。
クレジットカードの審査が不安だという人は、まず楽天カードを作るのがおすすめです。楽天カードについては、次の記事で紹介しています。
楽天プレミアムカードはハイクラスカード入門におすすめ!
年会費が安いから、サービスもゴールドカードと同程度かと言えば、そんなことはありません。
国内でも海外でも高額な旅行傷害保険が「自動付帯」している、プレステージ会員相当の「プライオリティ・パス」がついてくるなど、他社のプラチナカードと比べても遜色無し。
ただし、旅行に行かないし楽天市場も使わない、という人は、楽天プレミアムカードにするメリットがほとんどありません。
しかし、どちらかの条件を満たすなら、楽天プレミアムカードは、初めてのハイクラスカードとして、かなりおすすめできます。