プリペイドカードとは?クレカやデビットカードとの違いを徹底解説

クレジットカードとプリペイドカードの違いがよく分からない人は、意外と多いのではないでしょうか。

クレジットカードを利用すると。クレジットカード会社に使用するお金を建て替えてもらい、後日クレジットカード会社への支払いを行います。

対してプリペイドカードは、カード自体が金額データを持っていて、そのお金で買い物などをします。

またプリペイドカードの中には使い捨てタイプだけではなく、チャージ(入金)することによって、繰り返し使えるものもあります。

この記事では、プリペイドカードとクレジットカードはどう違うのか、どちらが得なのかを徹底解説していきます。

プリペイドカードとクレジットカードの違い

プリペイドカードとクレジットカードでは、次のような点で違いがあります。

プリペイドカードとクレジットカードの異なる点
  1. 支払い方法
  2. 入会方法
  3. 利用方法
  4. サービス

それぞれ見ていきましょう。

プリペイドカードとクレジットカードは支払い方法が違う

プリペイドカードとクレジットカードでは、支払い方法について、次のような違いがあります。

プリカとクレカの支払い方法の違い
プリペイドカード クレジットカード
お金の支払い 前払い 後払い
支払い種類 一括払いのみ 一括、分割、リボ払いなど
利用限度額 チャージしてある分だけ カードの限度額まで
手数料 チャージ時に必要 分割、リボ払い時に必要

プリペイドカードは、「財布」のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。あらかじめカードにチャージした(財布にお金を入れた)分だけ買い物で利用できます。

チャージ額を超える買い物には、プリペイドカードは利用できません。

また、プリペイドカードは、入金できる金額も上限が設けられています。

たとえば「dカード プリペイド」は30万円がチャージ上限ですし、オリコのプリペイドカードは25万円がチャージ上限です。

入会についての違い

プリペイドカードとクレジットカードでは、入会について、次のような違いがあります。

入会方法や年会費の違い
プリペイドカード クレジットカード
入会審査 審査なし 審査あり
銀行口座 不要 必要
年会費 不要 必要(年会費無料もある)
選べる国際ブランド VISA、MasterCard、JCB 5大国際ブランド全部
こうしてみると、クレジットカードよりもプリペイドカードの方が、手軽っていうかんじですね。
そうですね。クレジットカードは審査に通らないと使えません。

一方でプリペイドカードは誰でも使えます。その点が大きなメリットです。

プリペイドカードは公共料金等の支払いに使えないことがほとんど

プリペイドカードとクレジットカードでは、利用可能な状況について、次のような違いがあります。

支払いの利用できる範囲・有効期限などの関する違い
プリペイドカード クレジットカード
公共料金 利用不可 利用可能
有効期限 有り(消滅) 有り(更新)
決済対応機種 少ない 普通

プリペイドカードは電気、水道、ガスなどの公共料金、さらに保険料やネット回線費などの支払いにも使えません。

他に高速道路通行料、電子マネーの購入費などにも利用できず、クレジットカードより用途が限られています。

また、プリペイドカードには有効期限があり、それを過ぎるとチャージしたお金も無駄になってしまいます。

他にプリペイドカードの方が、対応している機械が少ないという弱点もあります。たとえばVISAのマークがあるお店なら、VISAのクレジットカードでもプリペイドカードが使えるのが基本です。

しかし、お店においてある決済用機械の種類によっては、プリペイドカードに対応していない場合があります。

プリペイドカードに付帯されるサービスは非常に少ない

プリペイドカードとクレジットカードでは、サービスについて、次のような違いがあります。

サービスについての違い
プリペイドカード クレジットカード
ポイント還元 少ない 多い
保険 無し 有り(無いカードも)
優待 無し(一部割引など有り) 有り(無いカードも)

クレジットカードを利用した場合、ポイントがついてお得です。しかしプリペイドカードの多くは、こうしたポイント還元がありません。

ただし、次のプリペイドカードなど、一部ポイント付与を実施しているものもあります。

ポイントが還元されるプリペイドカード(例)
  • 楽天銀行プリペイドカード
  • LINE Payカード
  • おさいふPonta
  • dカード プリペイド

「楽天カード」など、プリペイドカードへチャージをした時にポイントが貯まるクレジットカードもあります。

こうしたクレジットカードを使えば、ポイントがつかないプリペイドカードでもお得に利用できます。

プリペイドカードとデビットカードの違い

デビットカードは、自分の「銀行口座」と紐づけされた決済用カードです。プリペイドカードが「お財布」の変わりとするならば、デビットカードは持ち歩ける「ATM」に例えられるでしょう。

プリペイドカードとデビットカードには、次のような違いがあります。

プリペイドカードとデビットカードの違い
プリペイドカード デビットカード
チャージ 必要 不要
引き落とし カードから即時 銀行口座から即時
利用限度額 チャージしてある分だけ 口座残高だけ
銀行口座 不要 必要
ポイント還元 少ない 普通
選べる国際ブランド VISA、MasterCard、JCB VISAとJCB(極少数MasterCardも)

多くのデビットカードは、ポイントが還元されます。ただし還元率は、クレジットカードより少ないことがほとんど。

使い道はプリペイドカードもデビットカードも、たいして変わらないような気がしますね。

だったら、面倒なチャージがいらないデビットカードの方が良いのでは?

確かにデビットカードの方が便利かもしれませんね。

でも、デビットカードには「口座にあるだけ使えてしまう」という弱点もありますよ。

ですが、クレジットカードのように口座にあるお金以上に使うことはないので、その点は安心ですね。
しかし、デビットカードは不正利用に弱いという弱点もあるんです。

多くのデビットカードでは、不正利用の補償が「年間100万円」などと決められています。

もしも口座に300万円あって、全額使われてしまった場合、返ってくるのは100万円だけです。しかも、利用と引き落としが同時なので、気づいたときには手遅れになります。

次の記事では、デビットカードのメリットについて詳しく説明しています。

プリペイドカードとクレジットカードはどっちが得?

それでは、プリペイドカードとクレジットカードのどちらを使ったほうがお得なのか検討していきましょう。そのため、それぞれのメリットについてまとめました。

プリペイドカードのメリットは次のようなものです。

プリペイドカードのメリット
  • 審査、口座が不要な手軽さ
  • 限度額の低さから無駄遣いを防げる
  • チャージ分以上は損をしない

対してクレジットカードのメリットは次のようなものです。

クレジットカードのメリット
  • 充実したサービス
  • 支払いを後回しにできる
  • 分割払いやリボ払い
プリペイドカードとクレジットカードは、利点と欠点が真逆になっているように見えますね。
両者にメリットがありますので、どちらか1つに絞る必要はないでしょう。状況に合わせて使い分けていくと便利です。

プリペイドカードに適した利用方法

プリペイドカードの利用に適した人としては、「未成年者」と「高齢者」が考えられます。

こうしたクレジットカードの審査に不利な傾向のある人でも、プリペイドカードなら利用可能。

また、子供や認知症の高齢者などに大金を持たせるのは不安ですが、プリペイドカードならチャージで利用可能金額を自由に制御できて安心です。

もう1つの使い道は、「家計の管理」です。利用から支払いまでにタイムラグがあるクレジットカードと違い、プリペイドカードならすぐに利用金額が反映されます。

日々の買い物をプリペイドカードでおこなえば、使ったお金がすぐにわかり、家計簿整理に有効です。

クレジットカードに適した利用方法

何か高額な買い物をしたい場合は、クレジットカードが適しています。利用上限が多いことに加えて、分割払いやボーナス払いを利用すれば、家計にかかる負担を平均化できます。

ポイント還元率や保険、優遇特典など、基本的なサービスではクレジットカードの方が有利です。プリペイドカードとクレジットカードのどちらか1つに絞りたい人は、クレジットカードを選んでおいたほうが無難でしょう。

プリペイドカードも便利だが基本はクレジットカードがおすすめ

プリペイドカードは、入金した金額だけ使える決済用カードです。審査が無く、口座を用意する必要がないので手軽に利用できます。

プリペイドカードは、若者や高齢者など、クレジットカードを作りにくい人におすすめです。

しかしクレジットカードを持てないなどの制限がないなら、クレジットカードを利用したほうが、さまざまな面でメリットが大きいでしょう。

どんなクレジットカードが自分に合っているのか知りたい人は「初めてのクレジットカードの選び方」の記事も参考にしてくださいね。

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