クレジットカード支払いの仕組みと注意したいポイントを徹底解説
クレジットカードを使っていても、締め日や支払い日がどうなっているのか、どういった支払い方法が得なのか、など意外とよく知らない事があるかもしれません。
この記事では、クレジットカード支払いを次の4つに分けて説明していきます。
- クレジットカード支払いの基礎知識
- クレジットカード支払いの方法
- クレジットカードの利用可能額
- クレジットカード支払いで注意したい事
それぞれの項目には、より詳しい記事へのリンクを貼っているので、さらに知識を深めることができますよ。
クレジットカード支払いの6つの基礎知識を徹底解説
まずクレジットカード支払いの基礎知識として、次の6つがあります。
- クレジットカードが使える店とは
- クレジットカードの締め日と支払い日とは
- クレジットカードの引き落とし口座の決め方
- ネットでの利用明細確認の注意点
- お店でのクレジットカード支払い方式とは
- セキュリティコードとは
それでは見ていきましょう。
クレジットカードが使えるかは店頭にあるマークを見て確認しよう
そのお店でクレジットカードが「使えるかどうか」を知りたいなら、店頭やレジの近くに提示されているマークを見るのが一番簡単です。
もしも「VISA」のマークが提示されていれば、そのお店ではVISAのクレジットカードが使えますし、「JCB」のマークがあるならJCBのクレジットカードが使えます。
クレジットカードが使えるお店とマークの表示について詳しく知りたい方は、次の記事を確認してください。
クレジットカードの締め日・支払い日は会社ごとに異なる
クレジットカードの「締め日」と「支払い日」は、クレジットカード会社ごとに異なっています。
特にクレジットカードを複数利用している人などは混乱しやすいので、どのカードがいつ締め日で、支払い日がいつなのかしっかりと確認しておきましょう。
クレジットカードの支払い日に関する知識は、次の記事でまとめています。
次の記事には、各クレジットカード会社の具体的な締め日と支払い日など載っています。
クレジットカードの口座は給料振込口座がおすすめ
クレジットカードの引き落とし口座は、カード会社が認めている銀行のものであれば、好きなように決めることができます。
しかし特別な理由がなければ、給料などの収入が振り込まれる口座を、クレジットカードの引き落とし口座にしておくのが無難でしょう。
でも、給料が振り込まれる口座とクレジットカードの引き落とし口座を別にしていると、口座の残高不足で引き落としがおこなわれないという事故がおこりがちです。
クレジットカード支払いと銀行口座の関係については、次の記事で確認できます。
クレジットカードの明細の反映は時間がかかる
最近では、郵送ではなくネットで利用明細を確認する人も増えてきました。しかしネットでの明細確認には、一つ注意点があります。
ネットで管理していると言われると、情報が迅速に伝わると思いがちですが、実はカードの利用がネット明細に反映されるまでにはタイムラグがあります。
利用明細に関する情報をさらに知りたい方は、次の記事で確認してください。
クレジットカードの支払い方式は多種多様!
お店でクレジットカード支払いをする方法には、次のようにさまざまなものがあります。
- 読取機の溝にクレジットカードを挟んで滑らせ磁気ストライプを読み取る方式
- ICチップ読取機にクレジットカードを挿入して、暗証番号を入力する方式
- インプリンタで伝票にカードのエンボスを写し取る方式
- 非接触式IC決済対応レジでクレジットカードをかざすだけで決済できる方式
- プリペイド型電子マネーにオートチャージさせ、専用レジで支払える方式
- ポストペイ型電子マネーに紐付け、専用レジにかざすだけで支払える方式
- 各種ペイアプリにクレジットカードを紐付けてQRコード読み取りで支払える方式
- 近接通信用装置にクレジットカードを紐付け、読取機にかざすだけで支払える方式
クレジットカードの支払い方式については、次の記事も合わせて確認してください。
セキュリティコードはネットショッピングをするときに使う数字
ネットショッピングをする場合、「セキュリティコード」が必要になる事があります。
セキュリティコードは、カードの磁気情報に含まれておらず、カードを目視しなければ確認できません。
そのため、クレジットカードのデータを盗まれたとしても、カード本体をいっしょに盗られなければ、セキュリティコードがわからず、悪用される危険性が下がります。
セキュリティコードについては、次の記事をどうぞ。
クレジットカードは一括払い以外に分割払いやリボ払いもある
おもなクレジットカードの支払い方法は、次の4つ。
- 一括払い
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス払い
それぞれの支払い方法の特徴について説明していきます。
クレジットカードの一括払いは一番オススメの支払い方法!
「一括払い」は、クレジットカードの支払い方法で一番普通のやり方で、カードで使った金額分を一回で支払います。
一括払いの場合、手数料がかからないため、現金払いと同じような感覚で利用可能。しかも買い物をして、口座からお金が引き落とされるまでに、1~2月程度の余裕ができます。
次の記事に載っているのは、一括払いのメリットとデメリットなどです。
分割払いは回数によっては手数料がかかってしまう
クレジットカードの場合、代金を一回で支払わずに複数回に分けて払う「分割払い」を利用することもできます。
分割可能な回数や、分割払いの手数料はカード会社ごとにまちまち。一般的に、分割払いは手数料が高くなっています。
分割払いについて詳しく知りたい場合、次の記事を確認してください。
分割手数料については、次の記事で詳しく説明してあります。
リボ払いは手数料が高くなりがちなのでおすすめしない
「リボ払い(リボルビング払い)」は、毎月の支払額を一定にする支払い方法です。
口座から引き落とされる金額を安定できるというメリットはありますが、手数料が高くなるというデメリットもあります。
リボ払いの詳しい説明や注意点については、次の記事を見てください。
ボーナス払いは最大半年も支払いを遅らせられる
「ボーナス払い」とは、夏と冬のボーナス時期に支払いを行う方法です。
ボーナス払いは、年に2回しか支払時期がないため、クレジットカード利用から支払いまでの期間を非常に長く取れるというメリットがあります。
でも、支払いを待ってもらっている期間は、その買い物代金分だけクレジットカードの利用可能額が減っているというデメリットもありますよ。
ボーナス払いについてさらに知りたい方は、次の記事を確認してください。
クレジットカードの支払いで知っておきたいこと2つ
クレジットカード支払いについて知っておきたいのが、次の2つ。
- 後から分割に変えられる(対応していないカード会社も)
- 繰り上げ返済で早く支払いを終わらせられる
それぞれを解説していきます。
クレジットカードの支払は後から分割払いにすることが可能
ほとんどのクレジットカード会社で、一括払いを後から「分割払い」や「リボ払い」に変更できるようになっています。
後から分割払いに変更したとしても、余計に手数料が増えることはなく、最初から分割払いを選んだ時と同様の条件。
次の記事には、「後から分割」の詳しい情報や注意することが載っています。
リボ払いや分割払いを利用するならできれば繰り上げ返済をしよう
出費が多くなり過ぎた月などは、分割払いやリボ払いを利用すると便利です。しかし手数料がかかるため、総支払額では一括払いより損をしてしまいます。
手数料による損を減らすために有効なのが、「繰り上げ返済」です。
お金に余裕がある月に予定より多くのお金を返済することで、支払い残高を減らすことが可能です。
支払い残高が減れば、それだけ払わなくてはいけない手数料も減らせます。
繰り上げ返済の詳しいやり方などは、次の記事で確認してください。
クレジットカードの利用可能額は信用で決まり増額も可能
クレジットカードは無制限に使えるわけでなく、「利用可能額」というものがあります。
利用可能額に関して気にしたいのが、次の3つの情報です。
- 与信枠が利用できる限界をあらわす
- それぞれの限度額いっぱいまで使えるとは限らない
- 利用可能額は増額もできる
クレジットカード会社から利用者に与えられる信用が「与信枠」です。基本的に、この与信枠がクレジットカードの利用限度額だと考えて構いません。
一括払いの「ショッピング枠」が、与信枠と同額になるのが一般的です。
次の記事には、与信枠についての詳しい情報が載っています。
クレジットカードの限度額は、「一括払いのショッピング枠」「分割払いやリボ払いのショッピング枠」「キャッシング枠」とそれぞれ別です。
それぞれの限度額がいくらであろうと、使える上限は与信枠によって決まります。
ショッピング枠の100万円とキャッシング枠の20万円を、足した120万円、ではありませんので注意してください。
クレジットカードの限度額については、次の記事を確認してください。
入会時の審査によってクレジットカードの利用限度額が決められますが、利用限度額は後から「増額」することができます。
ただし十分な信用がなければ、増額はしてもらえません。
また、海外旅行などで一時的に支払いが多くなりそうな場合など、利用限度額を一時的に増額してもらうことも可能です。
限度額の増額のやり方などを詳しく知りたい場合、次の記事が役に立ちます。
クレジットカード支払いで注意したい9つのポイント
クレジットカード支払いで注意したいのは、次の9点です。
- 分割払いができない場合がある
- 支払い停止は難しい場合も
- クレジットカードの返金はクレジットカードにされる
- オフライン認証では限度額オーバーがわからない
- 利用時のサイン間違いはトラブルの原因に
- 利用明細は定期的に確認すべき
- クレジットカードの領収書は利用控えとほぼ同じ
- クレジットカードの利用控えは安易に捨てない
- 利用通知メールを使うと便利
それでは見ていきましょう。
お店によってはクレジットカードの分割払いを使えないことも
クレジットカードの支払いには「分割払い」がありますが、お店によっては分割払いに対応していないことがあります。
また、分割払いは一括払いとは限度枠が別になっているため、限度枠の問題で分割払いが利用できない場合も。
分割払いができないトラブルについては、次の記事で詳しく解説しています。
一括払いの場合、どんな理由があっても支払い停止できない
クレジットカードで買った商品に問題があったり、商品が届かなかった場合、「支払い停止」を求めたくなるかもしれません。
しかし支払い停止は、「翌月一括払い」の時は使えません。
クレジットカードの支払い停止については、次の記事も確認してください。
クレジットカードで買ったら返金は現金で戻ってこない
クレジットカードを使った後に返金を求める場合、その利用額がクレジットカードに返金されます。現金で返金されるわけではありません。
また返金は、クレジットカードの利用者とお店との間での話し合いで決まるものですので、カード会社に連絡しても無駄です。
クレジットカードの返金についてさらに知りたい場合は、次の記事を見てください。
クレジットカードは飛行機などのオフライン時に使えることも
クレジットカードはオンラインで認証するのが普通ですが、通信機器が使えない場合などに「オフライン認証」がおこなわれることもあります。
オフライン認証の場合、限度額をオーバーしてもわかりませんので、利用する時は慎重に。
クレジットカードのオフライン認証については、次の記事にまとめてあります。
クレジットカードのサインは本人がフルネームで書く必要がある
クレジットカードを使う時のサイン(署名)は、しっかりとフルネームで記入しましょう。名字だけを書いたり等、正確に記入していないと、盗んだカードを使っていると疑われる事もありえます。
また、たとえ家族であっても、サインを代わりに書いてもらったりしてもらうのはNGです。クレジットカードのサインをして良いのはあくまで本人だけ。
次の記事には、クレジットカードのサインについて詳しく説明してあります。
クレジットカードの利用明細は毎月きちんと確認しよう
クレジットカードの利用明細は、こまめにチェックしておくべきです。なぜなら、クレジットカードを「不正利用」される危険性があるからです。
利用明細で早期に不正利用を発見すれば、クレジットカードの「保険」によって損失を補償してもらえます。
クレジットカードの利用明細に関する注意点を知りたい方は、次の記事を確認してください。
クレジットカードの利用控えは領収書代わりになる
クレジットカードで買い物をした場合、領収書をもらえない事があります。
しかし、クレジットカードの「利用控え(お客様控え)」が領収書と同様の働きをするため、問題はありません。
クレジットカードの利用控えについては、次の記事で説明してあります。
クレジットカードのレシートは重要な情報が書かれている
クレジットカードを使った際の「レシート(お客様控え)」を、捨ててしまったりしてないでしょうか?
このレシートには、クレジットカード番号などの重要情報が記載されていることがあるため、安易に捨てたりしてはいけません。
クレジットカードのレシートの取り扱いについては、次の記事で詳しく解説しています。
クレジットカードの利用通知サービスは不正利用を防ぐ
クレジットカード会社の中には、カードを使った際に「利用通知メール」を送ってもらえるように設定できるところがあります。
利用通知メールを使っていると、見に覚えがない、不正利用があったときに気づきやすくなるでしょう。
クレジットカードの利用通知サービスについて詳しく知りたい方は、次の記事をどうぞ。
クレジットカードはどんな支払い方法を選ぶかが大事
何日が締め日で何日が引き落とし日なのか、また、その月にいくらくらいクレジットカードを使ったのか、などしっかりと把握しておきましょう。
クレジットカードの支払い方法には、「一括払い」「分割払い」「リボ払い」などがありますが、一括払いを利用するのが基本です。
分割払いなどにもメリットはありますが、手数料を取られてしまうというデメリットもありますので多用は禁物。
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