クレジットカード作成には年収いくら必要?年収0で作れるカードは?

クレジットカードを申し込むにあたって多くの人が不安に思うのは、「自分の年収で審査に通るのだろうか」ということだと思います。
たしかに、収入はクレジットカード審査で重要なファクターではありますが、それだけで審査結果が決まるというものではありません。
年収はあくまで審査基準の1つですので、低年収だからといってクレジットカード作成をあきらめなくても大丈夫です。
この記事では、クレジットカード審査と年収の関係について解説します。
また、「専業主婦」の方や「学生」の方でも作りやすいクレジットカードもご紹介するのでご覧ください。
この記事の目次
クレジットカード審査に通る年収はズバリいくらなの?
クレジットカード審査は「年収」だけで行われるものではありませんが、それでも審査に受かりやすい基準となる年収額というものはあります。
それぞれのクレジットカード会社によって必要な年収は異なりますが、概ね次のような金額が必要。
カードのランク | 現在必要年収 | 2000年以前の必要年収 |
---|---|---|
一般カード | 100万円 | 200万円 |
ゴールドカード | 300万円 | 500万円 |
プラチナカード | 500万円 | 1,000万円 |
ブラックカード | 1,000万円 | 数千万円 |
表を見てもらえばわかるように、クレジットカード作成に必要な年収は、昔よりもだいぶ少なくなっています。
ただしあくまでこれは、この程度の年収であればクレジットカード審査に受かったという報告多いという目安であって、この年収であれば必ず審査に通るということではありません。
それに同じクラスのカードでも、「カードの種類」によって必要年収は大きく変わってきますよ。
この利用額を達成するには、年収が億は超えていなければ無理でしょうね。
年収に不安がある方におすすめのクレジットカード3選
年収が少なかったり0だったりすると、クレジットカード審査で不利になるのは事実ですが、そうした人でも作れるクレジットカードもあります。
- JCB CARD W
- セゾンカードインターナショナル
- イオンカードセレクト
では、それぞれ見ていきましょう。
選択肢が限られてしまうのは間違いありませんが、フリーターの方などでも申し込めるクレジットカードはあります。まずは主婦向けのカードに申し込んでみましょう。
年会費無料のハイスペックカード!JCB CARD W
「JCB CARD W」は、JCBが発行しているプロパーカードです。JCB CARD Wは、申し込み条件に「39歳以下」とある若者向けのクレジットカードです。
若年層向けのカードですので審査の間口もかなり広いです。しかもポイント還元率も1.0%と高く設定されている上に、年会費が無料にも関わらず旅行保険が付帯するなどスペックも高く、メインカードとしては一押しの1枚と言えるでしょう。
セゾンカードインターナショナルはお得な主婦向けカード
「セゾンカードインターナショナル」はクレディセゾンが発行している流通系クレジットカードです。流通系のクレジットカードは主婦の方など幅広い層の方をターゲットとしている為、審査の間口がとても広いのです。
しかもこちらのカードなら年会費も無料。セゾンカードは優待がとても豊富で以下のように日常生活をお得に楽しめるカードとなっていますのでおすすめです。
- ピザーラ:最大500円OFF
- 塚田農場 :飲食代10%OFF
- マルサ水産:ディナー10%OFF
- Re.Ra.Ku:5%OFF
- カラオケ館:30%OFF
カード利用で貯まるポイントは有効期限がない永久ポイントという点も魅力ですね。
イオンカードセレクトはイオンでお得なおすすめカード
「イオンカードセレクト」は、イオングループが発行している流通系クレジットカードです。
イオンカードセレクトは、イオンやダイエーなどの「イオングループ」でお得なクレジットカードです。
こちらも対象利用客に主婦が含まれていますので、専業主婦の方でも申し込み可能。イオンを使う家庭なら1枚作っておいて損はありません。
クレジットカード申し込みでの年収の書き方
クレジットカードの申し込みで記入する年収の額には、決まったルールがあります。
このルールを知らないと、本当は受かるはずの審査に落ちてしまうこともありえますので注意してください。
まず、年収欄に書くのは10万円単位で大丈夫です。たとえば、年収が321万円なら、「330万円」と記載してOK。
また、クレジットカード審査での年収記載のやり方は、次のような3つの雇用形態によって違いがあります。
- 給与所得者
- 自営業者
- 無職(専業主婦・学生)
では、それぞれの年収記載方法について見ていきましょう。
給与所得者は天引き前の収入を記載する
まず給与所得者には、「正社員」だけでなく「契約社員」「派遣社員」「パート」「アルバイト」も含まれます。
給与所得者の場合、年収欄に記入するのは、税金や保険料などが引かれる前の収入です。
所得税や雇用保険料などを天引きされた後の金額で計算してしまうと、審査対象となる年収が減ってしまうので注意しましょう。
収入によっては100万円程度の差が出ることもありますので、これを知らないと、受かるはずの審査に落ちてしまう、ということもありえます。
自営業者は収入ではなく所得を記載する
自営業者が年収欄に書くのは、収入ではなく「所得」です。
収入と所得の違いがわからない、という方に説明すると、収入は仕事で得た売上のことで、所得は収入から「必要経費」を差し引いたもの、となります。
自営業者や個人事業主の場合、電気代や家賃などで出来る限り経費を増やすようにしているでしょう。
経費計上で納税額を減らせるのが自営業者のメリットなのですが、クレジットカード審査においては不利に働きます。
経費の分だけ審査基準となる年収が減ってしまうので、同程度の生活をしている給与所得者よりも審査落ちする可能性が高まるわけです。
自営業者がクレジットカードを作りにくいと言われているのには、収入の不安定さもありますが、こうした経費計上による所得減らしの問題もあります。
もしも審査が厳しい「ステータスカード」などを狙っているなら、申し込み前の数年間は経費計上を控えめにする、というのも1つの方法です。
専業主婦や学生は年収0と記載しても大丈夫
無職ということは収入による「信用」がないため、通常はクレジットカードを作れません。
ただし無職といっても、「専業主婦」や「学生」の場合は話が別です。
専業主婦なら、配偶者の収入で審査を受けられるため、働いていなくてもクレジットカードを作れます。
とはいえ、どんなクレジットカードでも作れるというわけではなく、専業主婦でも申し込めるカードは一般カードなどが主なものです。
学生の場合は、卒業後働き出せばクレジットカードの優良会員となる可能性が高いため、クレジットカードを作ることができます。
ただし学生が作れるクレジットカードは、利用上限額がかなり低く設定されているのが普通です。
また、専業主婦や学生の場合、年収欄には0と書いておいても問題ありません。配偶者の年収や世帯年収を求められる場合は、そちらを記載しましょう。
カード会社は年収をどうチェックしている?嘘を書いてもOK?
クレジットカード申し込みで記載する年収は、申込者の自己申告です。
基本的にはクレジットカード会社は、記載された年収に対して細かい裏付けをとったりはしません。
実際、ほとんどの種類のクレジットカード申し込みで、「収入証明」の提出は不要。
収入証明が必要になるのは、「借入残高」が多い場合やクレジットカードに「キャッシング枠」を付ける場合くらいです。
カード会社には膨大な量の申込者の情報が保存されています。そのデータによって、年齢や職業、役職からどの程度の年収になるかは予測出来るんです。
・・・じゃあ、10万円や20万円くらいの上乗せなら大丈夫じゃないですか?
実は多くのクレジットカード会社では、100万円単位で年収にポイントをつけています。だから微妙にごまかしても効果は薄いでしょう。
一応、年収390万円を年収400万円にごまかすのは、一定の効果は見込めるとは思います。
しかし年収に嘘の記載をしてはいけません。
クレジットカードは規約に、申告情報に虚偽の記載があった場合、契約を破棄出来ると設けています。
仮に嘘をついてクレジットカードを作っても、突然カード利用停止措置をくらってしまう危険性がありますので、インチキをするのはやめましょう。
クレジットカード審査での年収足切りは以前より緩い
昔はある程度の年収がなければゴールドカードも満足に作れませんでしたが、現在ではクレジットカードの普及も進み、定職についていれば審査に受かる可能性が上がっています。
とはいえ、プロパーカードや銀行系クレジットカードなどは、今でも審査が厳しめです。
年収に自信がない人は、「スーパー・百貨店系クレジットカード」や「通販系クレジットカード」などで、申し込み条件が緩いものを狙ってみましょう。
また、年収に嘘を書くとカード強制停止の危険性もありますから、正直に書くようにしてくださいね。