クレジットカードを守れ!郵送する際に意識するべき2つの条件

何かの事情で、クレジットカードを郵送する必要ができた場合、どのように送ればいいのでしょうか。カードのような小さいものであれば、郵便物として送ることが一番に頭に浮かびます。

また、宅配便で送ることを考える人もいるでしょう。運賃の問題はありますが、毎日宅配便を利用していれば、わざわざ郵便局に出向くより楽でいいかもしれませんね。

今回の話題は郵便料金が出てきますが、この金額は2018年4月1日までに予定されている改定分を含んだ料金です。それ以降にこの記事を読んでもらう場合には、念のため最新の郵便料金を確認してください。

クレジットカードを送るには簡易書留がベスト

簡易書留とは、名前の通り書留郵便の簡易版です。書留郵便は差出から配達まで、途中経由する局を含めて通過記録が残りますので、その郵便物が不着になった場合でも、どこで消えたかが特定しやすくなっています。

また差出の際に、万が一の紛失などの際の賠償額を申告しておくことで、実損額相当の賠償を受けることができます。

それに対して、受付と配達の記録だけを取り、賠償額の上限が5万円に制限されているのが簡易書留で、クレジットカードを送る場合、おそらくこれが一番適しているでしょう。

郵便料金は392円から430円くらい

上で紹介した郵便料金は実際にクレジットカードを簡易書留郵便で送ろうとした場合の例です。クレジットカード自体は小さなものですから、充分定形郵便の範囲に収まります。

定形郵便物の最小サイズでも、クレジットカードの大きさなら楽々入ります。また、他の手紙などと一緒に入れるにしても、A4三つ折りサイズまでなら、厚みが1cmを超えるか、重さが50gを超えるかしない限り定形郵便物としての取り扱いになります。

定形郵便物の範囲であれば、25gまで392円、50gまで402円の郵便料金です。厚みが1cmを超えた場合には430円になります。重量については、50gを超えるようなものと一緒に、クレジットカードを送らない方が良いと思います。

簡易書留の差出は、郵便局の窓口に、あて名を書いてクレジットカードを封入した封筒を持って行き、「簡易書留で」と言えば、重さを測って手続きしてくれます。

手書きの伝票を書かなければいけない郵便局は減ってきていて、多くの場合ハンディスキャナで宛先と差出人を撮影して、それを控えにプリントアウトしてくれます。

もし、伝票が置いてあっても、「スキャンして下さい」と言えば大抵の郵便局で対応してくれると思います。

ただし、色付き封筒とか、カラーインクでのあて名書きとかではうまく写らないことがあるので、できれば白か水色、クラフト紙などの封筒に、黒インクでしっかり記入するのが良いですね。

封筒の表書きは住所と宛名だけにしておく

常識的な人ほどやってしまいがちなのが、封筒の表書きに「クレジットカード在中」と記入してしまうことです。わざわざ封筒の中に貴重品が入っていることを公言する必要はありません。

簡易書留であっても、手渡しで配達され、封筒にも書留郵便である旨のハンコが押されていますから、重要なものであることは一目瞭然です。

ですので、くれぐれも封筒の中身を表に書かないようにして下さいね。

クレジットカードは宅急便で送ることができない品物

ヤマト運輸のサイトを見ると、宅急便で送れないものとして、キャッシュカードやクレジットカードと明記されています。ですので宅急便で送ることはできません。

他の宅配便会社、佐川急便・日本郵便・西濃運輸・福山通運の大手については、送れないとは明記されていませんが、会社ごとに対応が分かれています。

有価証券類に対する対応は会社ごとに異なる

業界第二位の佐川急便では、クレジットカードに関して規制を設けていないようです。また、カード会社から契約者へのクレジットカード発送業務を「受取人確認サポート」と言う形で引き受けているので、一般の飛脚宅配便でも扱えるのかもしれません。

業界第三位の日本郵便では、レターパックでも送ることができますが、実際には定型郵便として送った方が安上がりなので、そちらを使うことになるでしょう。

業界第四位の西濃運輸では、「有価証券類」は送れないとなっています。クレジットカードは有価証券ではありませんが、あとでお話しするように後ろに「類」とつけられると、含んでいる可能性はあります。

業界第五位の福山通運では、送れないのは「有価証券」となっていますから、おそらくクレジットカードを送ることは可能でしょう。念のため事前に確認した方が良いとは思います。

クレジットカードは有価証券ではないが近い存在ではある

有価証券とは、民事に関する法律では、小切手や手形、株券、債券、投資信託受益証券、商品券など、売買可能な流通性を持っていて、金銭的価値があるもののことを指しています。

しかし、刑法上は明快な規定がなく、判例で示されることが多いのです。ところが、テレホンカードと言うものが出てきて以来、それが有価証券かどうかで争われるようになりました。

そこで、「支払用カード電磁的記録に関する罪」と言うものが「有価証券偽造罪」から分離する形で新設され、そこにはテレホンカードだけでなく、クレジットカードも含まれるようになりました。

ですので、「有価証券類」と幅を持たせた表現の下では、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなど、代金支払い用のカードも有価証券の仲間として扱われる可能性はあります。

クレジットカードを普通郵便やメール便で送ってはいけない

普通郵便やメール便は、配達員が個人宅の郵便受けに投函することで配達されます。ですから、配達されてから宛先名義人が受け取るまでの間、悪意の人物に盗まれる可能性があります。

少なくとも受取人のサインをもらって、手渡しで配達される形式の送付方法を選択しなければいけません。

レターパックの安い方も選んではいけない

かつてゆうパックの廉価版として登場したエクスパックは、2010年に郵便物の扱いになるレターパックに変わり、現在では2種類のレターパックが発売されています。

510円の専用封筒は、荷物の追跡が可能で、捺印やサインをもらって手渡しするタイプのレターパックプラスです。一方、360円の専用封筒は、荷物の追跡は可能ですが、個人宅の郵便受けに投函して配達するレターパックライトです。

ここで微妙になってくるのが郵便料金です。例えば定形郵便の範囲で、簡易書留として送ると392円です。あるいは規格内定形外郵便であれば、最も安いもので430円になります。
そうなると360円の専用封筒を使うレターパックライトの方が安上がりに見えてしまうのです。しかし、レターパックライトは郵便受けに配達ですから、安全性の低い郵便なのです。
また、簡易書留とは違って、レターパックには、万が一の紛失や破損の際の補償はついていません。

クレジットカードは台紙に挟んで封入するのが良い

クレジットカードをそのまま封筒の中に入れたのでは、曲がったり、中で暴れて封筒を破ったりするかもしれません。郵便物は機械で処理されるので、ある程度は保護しておいた方が良いのです。

ただ、それほど厳重に保護する必要はありません。新しいクレジットカードが送られてきた時を思い出してみれば、それほど厳重にはなっていなかったはずですよね。

台紙に固定して表裏を保護すればOK

台紙と言っても、これもそれほど頑丈である必要はありません。ケント紙やボール紙でもいいですが、重くなってしまいます。雑誌の表紙ぐらいの厚みの紙があれば、それを三つ折りにして使うぐらいで良いでしょう。

クレジットカードを送る相手が家族や友人など、気の置けない間柄の人であれば、使い終わった月のカレンダーを利用するのも良いですね。

逆に、お客さんなど、気を遣わなければいけない相手の人の場合、紙専門店か大きい文房具屋さんで「上質紙A4 130g/m2」を求めるのが良いでしょう。バラ売りしてくれるところなら1枚100円までで買えると思います。

まず、上で紹介したA4サイズの台紙用の紙と、長型3号の封筒を用意します。もちろんもっと小さくても良いです。台紙を三つ折りにした時にカードがちゃんと収まって、それが入る封筒であれば問題ありません。

最初に台紙を三つ折りにします。そして、真ん中に当たる部分にクレジットカードを取り付けます。

カードの固定にはマスキングテープがお勧め

カード会社が送ってくる時には、台紙に斜めの切込みが入っていて、そこにカードが取り付けてあったり、強弱型両面テープと言う、片面だけ貼ったりはがしたりできる特殊なテープでクレジットカードを固定したりしています。

しかし、そういうものを準備するのは大変ですから、私たち一般人は、弱粘着型のマスキングテープを使って、クレジットカードを台紙に貼り付けましょう。最近ではマステと略されて、おしゃれ小物のアイテムにもなっていますね。

カードの四隅を貼る必要はないです。対角の2か所にテープを上から貼るだけで、台紙への固定は十分です。

クレジットカードを貼り付けたら、カードが内側になるように台紙を折って、封筒に入れれば完成です。

台紙でくるむだけでは意味がないので、必ず固定は行って下さい。また、強い粘着力のテープを使ってはいけません。

クレジットカードだけを送るのでは味気ないですから、メッセージを同封するのが良いですね。メッセージを書いた紙は、台紙が二重になっていない側に挿入して下さい。

クッション封筒は適さないかもしれない

DVDなどを送る時などに使われる、エアキャップが内側に張り付けられたクッション封筒と言うものがあります。

衝撃から中のものを守ると言う働きには優れていますが、曲げる力に対しては強くありません。

また、静電気も発生しやすいですからICチップの保護と言う面では、あまりお勧めできません。さらにほとんどが定形外郵便のサイズになるため、郵便料金が上がってしまいます。

定形郵便のサイズで送れるクッション封筒も存在してはいますが、わざわざそれを購入してまで利用する必要はないでしょう。何枚か入って100円で買える長型3号封筒と、適当な台紙の方が安くて安全です。

あて名書きは必ず先に行っておく

これはすべての手紙に共通することですが、封筒に書くあて名と自分の住所は、カードや台紙を封入する前に行ってください。

普通の手紙であれば、ペンの跡が中身についてしまってみっともないと言うだけで済みますが、クレジットカードが中に入った状態で表書きをすると、書きにくいだけでなく、カードを傷めることもあり得ます。

クレジットカードの郵送で気をつけるのは梱包と運送便の選択

梱包については台紙に貼り付けて封筒に入れ、送る方法は郵便局から簡易書留で送るのが良いでしょう。

そして、送る前には必ず相手に電話連絡を行い、簡易書留で送っていいかどうかを確認して下さい。例えば相手が寮や下宿などに住んでいて、管理人さんなど、本人以外の人が受け取ってしまうような可能性がある場合は注意が必要です。

そうした場合は、受取人の同意を得てから一般書留にして、賠償額を10,000円程度に設定した上で、本人限定受取の指定を行えばいいでしょう。郵便料金が200円ほど増えますが、安全です。

なお、海外へは送れない相手国もありますし、送付方法が限定されることもあります。郵便局や日本郵便のサイトで確認して下さい。

※ 掲載の情報は2019年7月現在のものです。

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