イタリアではクレジットカードで防犯。それでも現金が必要になる

イタリアと言う国についてどんなイメージを持っていますか。特に旅行先として選ぼうと思った時に、どんなことに注意しようと思うでしょう。比較的犯罪が多い国だと言うイメージはあるかも知れませんね。

それもホテルに侵入されたりするのではなく、街中でスリやひったくり、詐欺などの被害が多いことは有名でしょう。もちろんそんな人ばかりではないのですが、ちょっと自衛はしておいた方が安全です。

少額支払いは現金で、それ以外はクレジットカードと使い分ける

イタリアでは現金支払いしか受け付けていないお店が少なくありません。しかし、それは小規模店であったり近距離交通手段であったりと、どこの国にも共通するケースだと言えるでしょう。

一方、外国人観光客が良く利用するような大きめの施設では、大抵クレジットカードが使えますから心配無用です。

国際ブランドはVISAとマスターカードを必ず持っておく

イタリアでは置き引きやひったくり、スリなどが多いらしいので心配です。どのように対策したらいいのでしょうか。
そういう心配が多い国では、まず財布や貴重品入りのバッグを持たないことです。悪い奴にとってバッグや財布は、お宝を盗みやすくまとめてくれている入れ物に見えています。
では、クレジットカードも財布に入れない方が良いのでしょうか。私は財布のカードケースに全部入れてるんですが。
それはよくないですね。万が一その財布をすられてしまったら、外国で支払い手段のすべてを失うことになります。一枚はホテルに隠しておき、持ち歩く分も全部分散して持っておくのが良いです。

このように、財布の中にきれいに整理してお金とカードを持つと言うのは、日本以外の国では最悪の方法です。現金は二か所以上に分散、カードもそれぞれ別のポケットなどにしまっておいて下さい。

そのカードですが、まずVISAは必携です。そしてイタリアではマスターカードも便利に使えますので、それも1枚は持ち歩きましょう。

もしそれ以外のブランドのカードを持っているなら、持って行っても良いです。

事前に特典について調べて、良いものがあれば持ち歩き用に、そうでない場合は非常用としてホテルに置いておくのが良いです。

本当はVISAやマスターカードも非常用が欲しいところですが、そんなにいっぱいカードを持ち歩くわけにもいきませんね。

200・500ユーロ札は日本から持ち込む場合も避けた方が良い

日本円に換算すると、200ユーロ札はおよそ2万5千円札、500ユーロ札は6万2500円札です。感覚的にもお釣りのことを考えると使いにくそうに思えるでしょう。

また500ユーロ札は2018年で発行を打ち切られています。当面流通は続きますが、個人商店などでは確実に嫌がられますね。100ユーロ札ですら12,500円くらいになりますから、個人商店や屋台、フードトラックなどでは断られる可能性があります。

これらの高額紙幣を使った金額の買い物をするレベルのお店なら、多くの場合クレジットカードが使えます。それだけではなく、3,000ユーロ(約375,000円)以上の買い物は法的な規制で現金が使えないと考えておいて下さい。
一方、街のあちこちにあるバールと呼ばれる飲食店では、クレジットカードが使えないことが多いです。バールと言うのは、エスプレッソやカフェラッテなどの飲み物と、パニーニやインボルティーニなどの軽食を出す街の喫茶店です。アルコールを出すお店もあるようですね。
夏場にはジェラートも楽しめますし、バスや地下鉄の切符、タバコなどを扱っているお店もあります。こうしたところではまずカードは使えません。現金で、できるだけお釣りが少なくなるように支払いましょう。

長距離列車以外はすべて現金、しかもお釣りが出ないことがある

イタリア新幹線や長距離列車を運行するイタリアの旧国鉄トレニタリアではクレジットカードが使えます。特に中部ローマ周辺を含む北部では列車は便利に使えます。一方、南の方や島々では列車は発達していません。

さらに、いわゆるローカル線ではクレジットカードは使えません。その他の交通機関を合わせてまとめると次のようになります。

  • トレニタリア長距離列車:クレジットカードが使える
  • ローカル線:使えない
  • 私鉄:使えない
  • 独立地下鉄:使えない
  • 市内運行のバス:使えない
  • 長距離バス:ケースバイケース
  • タクシー:使えないことが多い

基本的に長距離列車以外では現金になると思っておいた方が確実ですね。

ローマの地下鉄も現金です。しかも券売機からは6ユーロ以内のお釣りしか出ません。一方50ユーロ札を受け入れるので注意が必要です。

例えば、一日乗車券を買ったとします。1枚7ユーロです。二人旅だったとしても14ユーロですね。ここに50ユーロ札を入れると6ユーロしかお釣りが出ませんので、30ユーロ損します。

一回券は1.5ユーロです。ですから地下鉄を利用する可能性がある時は1ユーロか2ユーロのコインを持っておいた方が良いですね。あるいは5ユーロ札を持っておけばお釣りは大丈夫でしょう。

海外ATMでの現金引出しならJCBカードでもOK

イタリアで使うクレジットカードはVISAとマスターカードがお勧めですが、ATMでユーロを引き出すだけの目的ならJCBカードでも問題ありません。マスターカードのグループ “Cirrus” のロゴがあるATMならどこでも現金の引き出しが可能です。

ATMはイタリア語で “BANCOMAT”(バンコマット)といいます。 “Cirrus” は多くの場合 VISA 系の “PLUS” ブランドと共用のバンコマットを置いています。

イタリア旅行のデビットカード一押しはVISAデビット

万が一に備えて、クレジットカードのスペアを持っておいた方が良いのは理解できました。そこにVISAやマスターカードのデビットカードを含めても良いでしょうか。
デビットカードは使えないケースもあるので万全ではありませんが、ある程度は間に合うと思いますよ。それと、日本ではマスターカードのデビットカードは発行されていません。

イタリアではJCBカードの使い勝手は悪いです。そのため、イタリア旅行でおすすめのデビットカードはVISAデビットです。しかし、イタリア旅行に備えてわざわざVISAデビットを持つのも余分な手間と出費だと思います。

ですので、JCBデビットしか持っていないのであれば、現地でユーロを引き出す専用カードとして持って行けばいいでしょう。

ローマやミラノにはJCBプラザがあるので、そこでお店を紹介してもらえばJCBカードが使えるお店も見つかります。アメックスとダイナースは、イタリアではほとんど使えません。

海外でお得にプリペイドカードやデビットカードを使おう

新生銀行グループのアプラスが発行している “GAICA” と言う VISAプリペイドカードは、事前にユーロを購入してチャージしておくことができるカードです。

帰国後余ったユーロは、新生銀行に外貨預金を作って、そこに払い戻すこともできるので便利です。

あるいは、ソニー銀行の VISA デビット “Sony Bank WALLET” は外貨預金口座を作っておいて、レートの良い時にユーロを購入して預け、それをイタリアなどのユーロ圏で使うことができます。

旅行中と言うレートが不明な時に利用するより、自分で良い時を選んで外貨を購入するとお得です。

イタリアのチップの習慣はそれほど強くない

現金と言えばチップです。イタリアにもチップの習慣はありますが、アメリカのように義務化されたような感じはありません。

2ユーロコインか5ユーロ紙幣をTPOに合わせて出せばいいと思います。

もちろん、ちゃんとしたレストランなら、伝票にチップ欄があると思うので、10%くらいの額を書いてカード払いにしておけば良いでしょう。

イタリアに住むのであれば銀行でクレジットカードを作る

旅行者であれば、VISAとマスターカードのクレジットカードやデビットカードを複数持って行くことで対処できます。もちろんイタリアに住んでも日本のクレジットカードは使えますが、毎月の支払いなどで不便になると思います。

先進国・新興国ならどこの国でも共通することですが、現地でクレジットカードやデビットカードを作って持っておくことを検討するのが良いですね。

留学生の場合日本から仕送りをしてもらえるかどうかで変わる

イタリアに留学する場合、現地でアルバイト(短時間労働の正社員と言う扱いになります)をするか、日本の保護者からお金を送ってもらうかでカードは変わります。

親頼みの場合、日本のカードを持っておいて、毎月の支払いを親に任せたり、デビットカードのある銀行に入金してもらうことになります。

自分でアルバイトをして自活する場合は赴任する社会人と同じです。

赴任する場合はまず銀行に口座を開きデビットカードを作る

イタリアに赴任したら、給料の受け取り口座も必要ですので、銀行に口座を作って下さい。メガバンクのウニクレディトは、デビットカードの他クレジットカードやプリペイドカードも発行しているので便利です。

ウニクレディトはマスターカードブランドのカードを発行しています。デビットカードの場合、VISAも選択できます。

イタリアでもVISAとマスターカードが使いやすい

他のヨーロッパの国々と同じで、イタリアでもVISAかマスターカードを持っておくことが求められます。ローマやミラノ以外ではJCBはほとんど使えません。

イタリアは明るく陽気なイメージがありますが、その裏側には非侵入型窃盗犯罪(スリ、ひったくり、置き引き、代金やお釣りをごまかす)が多発する国と言う顔も持っています。

クレジットカードを上手に利用して、そうした犯罪被害にあわないよう防御して下さい。

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