多重申込みはリスキー。クレジットカードは間隔をあけて申し込む

クレジットカードの多重申し込みは審査落ちしやすくなるとよく言われます。一方で、そんなものは都市伝説だと否定する声も少なくありません。

実際のところどうなのでしょう。クレジットカードを同時、あるいは短期間の間に複数申し込むと審査に不利になったりするのでしょうか。

クレジットカードの多重申し込みが審査に不利なのは都市伝説?

クレジットカードの多重申し込みは本当に審査で不利な扱いを受けるのでしょうか。

これは「カード会社による」としか言いようがありません。

不利になるならないについてまことしやかに囁かれている噂は、かなり限られたソースによるものです。

カード会社などへの勤務実績などを謳ったサイトもありますが、仮に本当だったとしても限られた数の会社に過ぎませんので、あくまで参考程度ということになるでしょう。

クレジットカードは本当に必要な枚数に抑えておこう

ネットを見ていると、短期間で大量のクレジットカードを発行してもらってポイントを稼いだという自慢話があるんですが、そんな事もできるんですね。
できる可能性は否定しません。でもそれはあまり良いことではありませんね。もちろん自慢話ですから盛っている可能性もありますが、むしろ本当に発行された時のほうが心配です。

仮に複数のクレジットカードが発行されたとして、それが本当に必要なものなら仕方ありませんが、そんなに大量のクレジットカードが本当に必要なのでしょうか。

クレジットカードは持っているだけで管理の手間と不正利用のリスクがあります。可能性が低いとは言え、クレジットマスターのようにスキミングなしでもカード偽造が可能な悪用方法もあります。

これにヒットする確率は、カードの枚数に正比例しますから、できればクレジットカードは 3~4 枚程度までに抑えておくのが得策です。

どのクレジットカードを減らすか迷うときは、次の記事を参考にしてください。

申し込みタイミングが審査に影響する可能性は否定できない

さて、多重申し込みについてですが、審査に影響する可能性はあります。それは、指定信用情報機関に登録されているものの中に「申し込み情報」というものがあるからです。

これは、クレジットカードに申し込んだという事実を記録するためのものです。クレジットカード会社は申し込みを受け付けると、その人の情報が指定信用情報機関にあるかどうかを問い合わせます。

あればその内容を回答し、なければないと答えます。その際に、その事実を情報機関の側で 6 か月間保存します。つまり、半年以内に重複して申し込みがあったかどうかを確認できるようになっているわけですね。

  • 申し込みの事実を記録し、照会があればそれを回答する
  • その記録は 6 か月間保存される
  • クレジットカードの契約が決まればクレジット記録にも記録される
  • 申し込みの事実だけが残っていて、クレジット記録がなければ審査中か審査落ちであることが推定できる
  • 申し込みの記録は 6 か月で削除されるが、クレジット記録は契約期間中と契約終了後 5 年間保持される

このようなルールになっています。審査落ちについては直接他社に公開されていませんが、類推は可能になっています。

そもそもこの申し込み情報というものが、個人の信用情報に存在する理由を考えてみれば、それは短期間に申し込みを繰り返す人を排除するのが目的だったのでしょう。

現在そうした運用を行っているかどうかはカード会社ごとに異なるとは思いますが、多重申し込みがプラスになる要因は全く思い浮かびません。

カード会社が多重申し込みを嫌うのは過剰与信の可能性が原因

カード会社が多重申し込みを嫌がるのは、基本的には「実際の信用力以上に枠を与えてしまう可能性があるから」ということにほかなりません。

同時に複数の申し込みが行われると、タイミングによっては過剰な与信が行われてしまう可能性があります。また、そうしたことを狙った人かもしれないと疑われるかもしれませんね。

クレジットカードは利用されないとカード会社の損になる

ある程度以上の収入がある人なら、多重申込みをされても問題ないと思うのですが、それでも審査に悪影響があるのでしょうか。
それはカード会社の方針によります。カード会員の囲い込みを優先する会社なら審査に通るかもしれませんので、なんとも言い難いところです。

クレジットカードを発行するには経費がかかります。また、多くのカード会社では入会特典としてポイントサービスなどで、事実上のお金のプレゼントを行っています。

仮に、それらの経費を合計して 3,000 円かかったとしましょう。年会費無料とか、初年度年会費無料のクレジットカードの場合、利用してもらえなければそれはすべてカード会社の損失になります。
加盟店からの手数料が仮に 3.0% だったとした場合、100,000 円分の利用があって、はじめてプラスマイナスゼロになるわけです。
  • 多重申込者は過剰与信になりやすい
  • 多重申込者は支払不能になる可能性がある人の率が高い
  • 多重申込者はカード一枚あたりの利用金額が少なくカード会社が赤字になりやすい

こうしたことから、多重申込者に対しては審査で不利な扱いをされることが珍しくないと考えておいたほうが良いでしょう。

多重申し込みは信用情報から簡単にわかる

上でも紹介したとおり、クレジットカードの申し込みを行うと、その事実が指定信用情報機関に6か月間登録されます。

ですので、最初の申し込みの会社にはバレませんが、2社目には丸見えになります。その会社が多重申し込みを排除している場合審査落ちします。

さらに、3 社目にも申し込みをした場合、多重申し込みを排除していなくても、2 社目で審査落ちしたことは推定されますから、それももとに審査落ちする可能性が高まりますね。

うっかり多重申し込みしてしまった場合は運を天に任せる

うっかり多重申し込みをする人がいるかどうかはわかりませんが、仮にそんな事があった場合、郵送申し込みなら申し込みをキャンセルできるかもしれません。

一方で、ネット申し込みの場合ほぼ自動的に審査が開始されるので、キャンセルは不可能だと思っておいたほうが良いでしょう。

電話によるキャンセルも可能かどうかは未知数

申込書郵送などの場合、審査開始前に電話でキャンセルすることは本当にできるのでしょうか。
それは確実ではありません。電話に出る人はコールセンターの人ですから、そこから受付部門に情報が届くのが先か、申込書が届いて審査が開始されるのが先かということになります。

申込書の郵送や、スーパーなどでの店頭申込の場合は、審査が開始されるまでに少し時間があります。ですので、電話によるキャンセルが可能である可能性はゼロではありません。

一方で、申込書の控えなどに書かれている連絡先は、大抵コールセンターですから申込書の郵送先とは異なる部署です。

そこに電話しても、直ちに社内ネットを通じて申込書の受付担当者に情報が流れるという保証はありません。

多重申し込みをしてしまってもそのまま審査結果を待つ

現在ではクレジットカード会社も、顧客の取り込みに必死ですから、ある程度までのリスクは承知で審査を通すという傾向もあります。ですから、まずは審査結果を待ってみて下さい。

運が良ければ申し込んだカード全部が送られてくるかもしれませんし、運が悪ければ全部お断りの手紙が届くかもしれません。

クレジットカードがどうしても必要なら、キャッシング枠をゼロに設定して半年以上間隔をおいてからもう一度、一社にだけ申し込んでみましょう。

クレジットカードの申し込み間隔は半年以上間隔をあけて行う

もしクレジットカードを一枚も持っていない状態で申し込むのであれば、最初の一枚を申し込み、審査に落ちたときには、7 か月目になってから申し込むのが良いですね。

一方、一枚でもクレジットカードを持っているのであれば、自分の属性が改善するまでは申し込まないほうが良いかもしれません。

クレジットカードは最低一枚は必要、確実なところを狙う

クレジットカードを持っていない場合、審査に落ちた申し込みのあとどのように対応するのが良いのでしょうか。
まず、お断りの手紙が届いてから 7 か月後以降に、グレードを落としたカードを申し込んでください。最初のカードが最も低いグレードであった場合は諦めましょう。

例えば銀行系のカードは、最もベーシックなカードでも審査はやや厳しいです。ですので、次に申し込むのはイオンカードや楽天カードなどの流通系カードをおすすめします。

もしイオンカードや楽天カードでも審査落ちしたのであれば、ちょっと他のカードは厳しいかもしれません。視点を変えてAC マスターカードを狙ってみるのも一つの方法ではあります。

クレジットカードは複数持っていたほうが良いが持ち過ぎは禁物

クレジットカードが一枚では不安なので、国際ブランドの異なるものをもう一枚申し込むのは基本です。一方で、クレジットカードが発行されていると、その情報はずっと指定信用情報機関に残ります。

つまり、二枚目のカードを申し込む場合は、何年経っていようと多重申し込みと言えなくもないのです。しかし、一枚目のカードをきちんと利用していると、そのことも記録されていますから審査に通りやすくなります。

ですので、一枚目のカードの利用記録が一杯になる三年目以降に申し込むのが確実でしょう。とは言え、一年以上経っていれば、ほぼ問題はないと思います。

多重申し込みは後から悪影響が出ることもある

多重申し込み自体が問題にならずにクレジットカードが発行されることは意外に多く見られるようです。だからと言って、新規加入ボーナス狙いであちこちに申し込むと意外な落とし穴にハマるかもしれません。

それは途上与信での強制解約です。カードの更新時期や、カード会社の規定による途上与信が行われたタイミングで、多重申し込みをしていた人のカードが、ほとんど利用されていなかった場合などには強制解約も珍しくありません。
強制解約も信用情報に残りますから、次のカードが発行されないということも考えられますので、あまり多数の申し込みはしないほうが良いでしょう。

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