クレジットカード会社から入院保険の案内が届いたらどうする?

クレジットカードを利用していると、入院保険やがん保険加入の案内が届くことがあります。その多くは、保険料無料で加入できるというもので、一見お得なようにも思えますが無料ということに対する不安感を持つ人も少なくないのでは?

クレジットカード会社からどうして無料の入院保険やがん保険の案内が届くのか、加入するメリットやデメリットはあるのか、そもそもクレジットカードには入院保険が付帯しているのかも含めて、解説していきましょう。

クレジットカード会社から届く入院保険やがん保険の特徴をチェック

クレジットカード会社から、入院保険やがん保険の案内が届くことがあります。それは、フリーケアプログラムと呼ばれるものです。

フリーケアプログラムは、保険料無料で加入できるという特徴があります。

保険料が無料、もしくは格安であることに加え、期間が限定されているというのも特徴だと言えるでしょう。

保険料が無料なのに補償を受けられるっていうのはありがたいのですが、どうして無料で商品が提供できるのでしょうか。

どうしても不安になってしまうのですが…。

もちろん、保険料無料の商品を提供するのはクレジットカード会社や保険会社にとってメリットがあるためです。このあと詳しくご紹介しましょう。

クレジットカードが案内する保険料が無料なのは何故?そのからくりとは

どうしてフリーケアプログラムは、保険を無料で提供できるのでしょうか。その秘密は、その補償内容にあります。

フリーケアプログラムの補償内容はカード会社や取り扱っている保険会社によって差がある場合もありますが、基本的に保険期間が1~3年間と短期であること、そして5日以上入院した際に支払われるとなっています。

まず、1~3年という短期契約なので、その期間に何か病気をして治療が必要になる可能性が決して高くはないと考えられます。

次に入院5日以上という条件ですが、最近では医療の発達もあり短期入院がほとんどとなっています。4日で退院してしまえば保険料の支払い対象とはなりません。

つまり、保険料を支払う可能性が低い条件設定だからこそ、無料での提供が可能なのです。

クレジットカードが案内する保険のメリット・デメリット

フリーケアプログラムは、支払われる可能性の低い保険内容となっています。これはデメリットかもしれませんが、この保険に加入するメリットもあります。

利用者としては、可能性は低くとも保険料支払い条件に該当する状態になれば保険料を支払うことなく補償を受けられるのです。

ただ、利用するためには申し込み手続きは必要です。はがきや封書への記載・返送だけですが、これが手間だと思う方もいるかもしれません。

また、この保険はクレジットカード利用者だけが加入できるものですから、クレジットカードを解約すれば補償は終了してしまいます。つまり、クレジットカード会社としては、カードの解約を防ぐメリットもあるのです。

保険会社としては、無料プランを申し込んでもらうことで個人情報を手にすることができますし、有料プランへの加入を促すこともできるのがメリットとなります。

無料で加入できる保険に入ることで、保険会社に個人情報を知られることになるわけですね。

ただ、せっかく無料の保険です。保険期間終了後は、何も手続きをしなければ保険は解約となり費用は発生しません。

万が一の備えとして加入してみるか、メリット・デメリットをふまえた上で検討すると良いでしょう。

クレジットカードには医療保険は付帯されていない

クレジットカードに付帯されているのは盗難補償や海外旅行保険などであり、医療保険は付帯されていません。

クレジットカードの盗難補償については、こちらの記事でご紹介しています。

ケガや病気に備える際には、別途保険の加入について検討する必要があるのですが、実はクレジットカードに任意で付帯できる保険には、ケガに備える保険や自転車事故、自動車事故に備える保険が用意されていることがあります。

それらの保険は、一般の保険会社で契約するよりもお得な保険料で加入できることも多いのでお得です。

ただ、死亡補償の金額については比較的少額になっているケースも多いので、他の保険と合わせた補償を考えることも必要です。

クレジットカード会員限定の医療保険やがん保険への加入は可能

クレジットカードに医療保険は付帯されていません。ケガによる補償は、先ほど紹介した通り海外旅行保険や、ケガを保障する付帯保険に入ることはできますが、病気への補償ではありません。

ただ、クレジットカード会員限定で加入できる医療保険やがん保険を、クレジットカード会社が取り扱っている場合があります。

クレジットカード会員限定ということは、家族は対象外になってしまうのですか?
カード会社によって、配偶者まで加入OKというケースも少なくありません。

ただ、クレジットカード会員限定の保険商品ですから、クレジットカードを解約すると保険も解約となる点に注意が必要です。

ここでは、3つのクレジットカード会社が取り扱っている医療保険・がん保険についてご紹介してきましょう。

オリコカード

オリコカードでは、オリコカード会員限定のがん保険と医療保険に加入することができます。

医療保険の内容は、こちらです。

内容 プラチナプラン ゴールドプラン シルバープラン
保険料 20歳~74歳
1,460円~15,300円
20歳~74歳
730円~7,660円
20歳~74歳
440円~4,590円
傷害・疾病入院保険金 日額10,000円 日額5,000円 日額3,000円
傷害・疾病手術保証金 1回につき
入院中
…入院保険金日額の10倍
入院中以外
…入金保険金額日額の5倍
1回につき
入院中
…入院保険金日額の10倍
入院中以外
…入金保険金額日額の5倍
1回につき
入院中
…入院保険金日額の10倍
入院中以外
…入金保険金額日額の5倍
疾病放射線治療保険金 1回10万円 1回5万円 1回3万円

がん保険には5つのプランがありますが、今回は3つのプランをピックアップしてご紹介しましょう。

内容 デラックスプラン バリュープラン エコノミープラン
保険料 20歳~74歳
420円~25,250円
20歳~74歳
180円~10,850円
20歳~74歳
90円~5,420円
がん診断保険金
一時金
300万円 100万円 50万円
がん入院保険金 1日10,000円 1日10,000円 1日5,000円
がん手術保険金 入院中
…がん入院保険金日額の10倍
入院中以外
…がん入院保険金日額の5倍
入院中
…がん入院保険金日額の10倍
入院中以外
…がん入院保険金日額の5倍
入院中
…がん入院保険金日額の10倍
入院中以外
…がん入院保険金日額の5倍
がん放射線治療保険金 1回10万円 1回10万円 1回5万円

医療保険では、入院1日目からの補償が得られること、そして入院保険金に応じた手術補償が得られます。また、がん保険は一番安いプランだと月90円の保険料で加入できるのも特徴的です。

上皮内がんも補償対象となりますので、初期のがんでもしっかり補償を受けることができます。

保険料については、年齢と補償内容だけでなく、初年度と2年度以降でも異なりますので詳しくはオリコカードの保険内容をしっかりチェックしてみると良いでしょう。

イオンカード

イオンカードにも、カード会員向けのがん保険、医療保険があります。

そして、その内容はオリコカードと同様となっています。引受保険会社が同じですから、商品も同じなのです。

ちなみに、保険料は契約時の年齢によって異なりますが、5歳ごとに保険料が上がるように設定されています。年齢によっては、契約の翌年に保険料がアップする可能性もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

ライフカード

ライフカードでは、カードを持っている方とその配偶者の方限定で加入できる医療保険・がん保険・傷害保険を取り扱っています。

医療保険の内容は、こちらです。

内容 入院3,000円プラン 入院5,000円プラン 入院10,000円プラン
保険料 20~69歳
740円~4,230円
20~69歳
1,130円~6,330円
20~69歳
2,100円~11,580円
病気で入院したら 日額3,000円 日額5,000円 日額10,000円
病気で手術したら 入院中3万円
日帰り1.5万円
入院中5万円
日帰り2.5万円
入院中10万円
日帰り5万円
ケガで入院したら 日額3,000円 日額5,000円 日額10,000円
ケガで手術したら 入院中3万円
日帰り1.5万円
入院中5万円
日帰り2.5万円
入院中10万円
日帰り5万円
退院したら
*病気の場合のみ
一時金10万円 一時金10万円 一時金10万円
放射線治療を受けたら 1回につき3万円 1回につき5万円 1回につき10万円
先進医療を受けたら 限度額1,000万円 限度額1,000万円 限度額1,000万円

ガン保険の内容は、こちらです。

内容 入院3,000円プラン 入院5,000円プラン 入院10,000円プラン
保険料 50~69歳
770円~2,630円
45~69歳
740円~4,380円
20~69歳
580円~8,750円
がんと診断され
診療が開始したら
一時金30万円 一時金50万円 一時金100万円
入院したら 日額3,000円 日額5,000円 日額10,000円
手術をしたら 入院中3万円
日帰り1.5万円
入院中5万円
日帰り2.5万円
入院中10万円
日帰り5万円
退院したら 一時金3万円 一時金5万円 一時金10万円
放射線治療を
受けたら
1回3万円 1回5万円 1回10万円
通院したら 日額1,500円 日額2,500円 日額5,000円

年齢に応じて、そして補償内容によっても保険料が違ってきます。

ライフカードの医療保険やがん保険は、入院1日目から補償されるのが魅力です。入院中の手術だけでなく、日帰り手術でも補償してもらえるのは嬉しいですね。

ガン保険については、初期の皮膚がんを含め、上皮内新生物も補償対象となっています。

クレジットカードの入院保険は顧客と保険会社それぞれにメリットがある

クレジットカード会社から届くがん保険や医療保険は、無料で加入できる手ごろさが顧客にとってのメリットとなります。

一方で、クレジットカード会員限定の保険商品なのでカードを解約すると対象額となるので、カード会社は契約を維持できることがメリットとなります。

保険会社も、無料で商品を提供することにはなりますが、他の保険商品を勧めることができ、顧客情報を得るメリットがあるのです。

メリットと注意点をふまえ、加入について検討するようにしたいですね。

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