複数のゴールドカードを持つことは可能!そのメリット・デメリット

1枚は持っておきたいと思うゴールドカード。しかし、いざ申し込もうと思ったら色んな種類があるので迷ってしまう、また、利用目的によってはこっちのカードが使いたい、というケースも出てくるでしょう。

実は、ゴールドカードは複数枚持つことはできます。そして、複数枚持つ事によって得られるメリットもあるのです。

一方で、複数枚持っていても意味がない場合もありますし、かえって損をしてしまう可能性もあります。

そこで、複数のゴールドカードを持つ事のメリットと、複数枚持つときの注意点について説明していきましょう。

ゴールドカードは2枚以上持つことが可能!

ゴールドカードは、1枚しか持つことができないと決まっているわけではありません。

信用があると判断されれば、複数枚(2枚以上)のゴールドカードを持つ事は可能なのです。

複数枚所持するためには、以下の点が重要となります。

  • クレヒスを積んでおく
  • 同時もしくは連続した申し込みをしない

それぞれの点について解説していきます。

ゴールドカードは一般カード以上にクレヒスを積む必要がある

2枚目のゴールドカードを申し込む際に最も必要となるのは、支払い能力があると判断されるための信用を得られるかどうか、という点です。

信用については、1枚目のゴールドカードを持つときも当然重要視されます。しかし、2枚目のゴールドカードとなればそれだけ利用金額も増えることが予想されるので、それでもきちんと支払えるかどうかが重要視されます。

判断するポイントは、1枚目のゴールドカード申し込み時と同様です。

  • クレヒスに問題がない
  • 安定した収入がある

現在利用しているゴールドカードはもちろん、他のクレジットカードやカードローンなども含めて支払い遅れなどがないことは、審査通過のための必須条件です。

また、2枚のゴールドカードの年会費や利用金額を支払うだけの安定した収入も重要となります。年収金額だけでなく、職種、就業形態、勤続年数などがチェックされるということを押さえておきましょう。

ゴールドカードの審査については、ぜひこちらの記事をチェックしてくださいね。

ゴールドカードを申し込む際にも他のカードと同時に申し込まない

ゴールドカードは、一般カードと同様に複数の同時申し込みをすると審査に不利になる場合があります。

複数枚のカードを同時に申し込む、短期間で連続して申し込むと、次の点が不安視されます。

  • お金に困っていると判断されてしまう
  • 入会特典が欲しいだけだと思われてしまう
  • 総量規制に引っかかる可能性がある

クレジットカードは基本的に後払いの役割を持つため、利用時に支払うお金はありません。ですから、複数枚のクレジットカードを申し込むということは手持ちの現金が不足して支払うことが出来ない、という可能性を疑われてしまうのです。

また、ゴールドカードも入会特典、キャンペーンを積極的に行っている場合があります。複数枚の同時申し込みは、とりあえずボーナスポイントが欲しい、マイルがほしい、そういう理由で申し込みをしていると判断されてしまう場合があるのです。

あとは、キャッシング枠はできるだけ低くするのがおすすめです。キャッシングでの借り入れ可能上限額は、年収の3分の1までと法律で決められています。

ですから、複数枚のキャッシング枠を設定すると総量規制をオーバーする恐れがあるということで、審査に通りづらくなってしまうのです。

短期の複数枚申し込みも審査で不利になるということですが、どのくらいの期間を空ければよいのでしょうか。
カード会社によって判断基準は異なりますが、個人信用情報機関に申し込み情報が登録されるのは6か月間です。

ですから、6か月後に申し込めば前回の申し込みに関係なく審査を受けることができるでしょう。

クレジットカードの多重申込みがNGな理由は、次の記事でさらに詳しく説明しています。

複数のゴールドカードを持つメリットとは?主な3つのメリットを紹介

複数のゴールドカードを持つことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

主なメリットとして、3つご紹介します。それがこちらです。

  • その時々で使用する優待を選ぶことができる
  • 利用できるサービスが増える
  • 海外旅行傷害保険の補償額をアップすることができる

では、それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきましょう。

その時々で使用する優待を選ぶことができる

ゴールドカードには、様々な優待サービスがあります。しかし、その優待サービスは同じサービスでも内容が異なる場合があります。

複数のゴールドカードを持っていることで、同じホテル優待やレストラン優待でもお得な方を選ぶことができるというのが、複数枚所持のメリットです。

旅行先での相談などを受け付けてくれるゴールドカードデスクも、やはりその内容がカードによって異なります。その時々でベストな選択ができるようになる、というのは魅力ですね。

利用できるサービスが増える

ゴールドカードは、カードによって受けられる特典やサービスが異なります。ですから、複数のゴールドカードを持つ事で受けられる特典を増やすことができるというのもメリットです。

こちらのカードはゴルフ優待がある、こちらのカードは付帯保険が充実している、というように、利用できるサービス・特典が増えるのは嬉しいですね。

また、空港ラウンジサービスもカードによって利用可能な空港が異なる場合があります。複数枚所持する事で、利用可能な空港ラウンジを増やすこともできます。

ゴールドカードの空港ラウンジのサービスについて知りたい人は、次の記事を読んでみましょう。

海外旅行傷害保険の補償額をアップすることができる

ゴールドカードに自動付帯もしくは利用付帯していることが多い海外旅行傷害保険ですが、複数持っている場合はどちらのカードが適用されるのか、疑問に思っている方もいるかもしれません。

実は、海外旅行傷害保険は、複数のゴールドカードを持っていればその補償額を合算することができるのです。

例を挙げてみましょう。

A社ゴールドカード補償額 B社ゴールドカード補償額 合計額
疾病保障 150万円 300万円 450万円
傷害補償 200万円 300万円 500万円
携行品損害 10万円 30万円 40万円
賠償責任 3,000万円 5,000万円 8,000万円

このように、複数のゴールドカードを所持することで万が一の補償が増額します。

ただし、クレジットカードの海外旅行傷害保険には利用付帯と自動付帯がありますから、全てのクレジットカードの保険を適用したい場合は利用付帯のカードをしっかり使用しておく必要があります。

死亡後遺障害補償については、5,000万円や1億円といった高額なものになっていますが、複数枚持てばこの金額も上乗せされるということですね。

十分すぎる補償になりますね。

実は、死亡後遺障害補償については最高額のカードのみが適用となり、複数枚のゴールドカードを持っていても金額が合算されることはありません。

疾病・傷害補償などは合算が可能ですから、そこはしっかりと認識しておく必要があります。

ゴールドカードの付帯保険については、次の記事をご覧ください。

複数のゴールドカードを持つデメリットもきちんと把握しておこう

複数のゴールドカードを持つ事は、メリットだけではありません。デメリット・注意点についても確認しておく必要があります。

代表的なデメリットとしては、以下の点が挙げられるでしょう。

  • 使いすぎてしまう可能性がある
  • 年会費が増える
  • 紛失・盗難リスクが増える

それぞれのデメリットについて解説していきます。

ゴールドカードだと限度額が大きいので使いすぎてしまう可能性がある

ゴールドカードは、一般カードよりも限度額が高くなっています。そのカードを複数枚持つ事、そして、利用先に応じて使用するカードを変えていると、自分が何にいくら使ったのか分からなくなってしまうかもしれません。

気付いたら思ったよりも高額な利用をしていた、ということも起こり得ますので、ゴールドカードを2枚以上持つときは、使用する金額や頻度についてしっかり管理できるようにしておく必要があります。

ゴールドカードの年会費は高めなので出費がかさむ

ゴールドカードを複数枚持てば、当然年会費も増額します。年会費は年に1回だけの支払いではありますが、中には年会費が30,000円を超えるものもありますので、それを複数枚支払うというのは大きな負担になるかもしれません。

ゴールドカードを複数枚持つ際には、毎年の年会費支払いが負担にならないかどうかしっかり検討する必要があります。

ゴールドカードを持っていると紛失・盗難リスクが高い

ゴールドカードを複数枚持っていると、普段使わないサブカードはどこにあるか分からない、ということもあるかもしれません。つまり、盗難や紛失被害に遭った時に気づきにくいというリスクがあるのです。

一般カードでも同じですが、クレジットカードを複数枚持つ際にはカード管理をきちんと行いましょう。ゴールドカードは限度額も高いですから、紛失・盗難して不正利用されてしまったときの被害は大きくなるのです。

不正使用を防ぐためにも、普段からカード本体とその暗証番号の管理は徹底する必要があります。また、万が一不正利用されてしまった場合は紛失・盗難補償があるので速やかにカード会社に連絡をするようにしてください。

紛失・盗難補償は、すべての不正使用を補償してくれるのですか?
カード会社によって、補償期間が異なります。紛失・盗難連絡を受けてから60日ほど遡ってからの補償となるのが一般的ですから、出来るだけ早く連絡してください。

警察への届け出も忘れないようにしましょう。

クレジットカードを不正利用されてしまったときの対処方法は、次の記事で説明しています。

オススメのゴールドカード組み合わせをご紹介

ゴールドカードを複数枚持つ場合、どういった組み合わせで持つのが良いのでしょうか。

基本的には、違う特徴を持つものを組み合わせるのがベストです。

旅行補償が充実しているカードを持っているけど年会費の高いゴールドカードを持っている場合は、年会費が安くポイント還元率が高いなど別のメリットがあるカードを選択する、ということですね。

せっかく2枚持つのであれば、より多くのサービス、優待を利用することができるカードを選択した方が良いのです。

では、オススメの組み合わせパターンをご紹介しましょう。

基本パターンはプロパーカードと提携カードの組み合わせ!

クレジットカードは、プロパーカードと提携カードという2つに分けることができます。

プロパーカード 提携カード
JCBやVISA、アメリカン・エキスプレスや
MasterCard等カード会社が自社発行している
クレジットカード
クレジットカード会社と企業が
提携して発行しているカード

付帯サービスが充実したプロパーカードとポイントサービスなどに特化した提携カードを組み合わせれば、双方のメリットを受けられます。

ですから、まずはプロパーカードと提携カードという組み合わせから検討してみましょう。

プロパーカードの詳しい説明は、次の記事をご覧ください。

おすすめパターン①ハイステータスカードと通販・流通系カード

現在アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードなどのブランド力が高く特典・サービスが充実したハイステータスカードを持っているのであれば、通販系など買い物でポイントが貯まるタイプのゴールドカードがオススメです。

楽天ゴールドカードやエポスゴールドカードは、特定のショップで買い物をすることで効率的にポイントを貯めることができるので、普段利用するショップが対象となっている方はぜひチェックしておきたいですね。

次の記事では、アメックスゴールドを紹介しているので参考にしてください。

楽天ゴールドカードについては、こちらの記事でご紹介しています。

おすすめパターン②銀行系ゴールドカードと廉価版ゴールドカード

現在三井住友VISAゴールドカードなどの銀行系ゴールドカードを持っているのであれば、年会費がお得な廉価版ゴールドカードを持つというのもオススメです。

銀行系ゴールドカードにはある程度のステータスがありますから、あとは旅行傷害保険の補償額やその他のサービスについて、あまり金銭的な負担をかけずに上乗せしていきたいところです。

海外旅行傷害保険が自動付帯でポイントサービスのバランスが良いオリコザカードポイントプレミアムゴールドなど、廉価版ゴールドカードを検討してみましょう。

三井住友VISAゴールドカードを知りたい人は、次の記事をご覧ください。

次の記事でオリコカード・ザ・ポイントプレミアムゴールドを詳しく説明しています。

パターン③海外旅行目的ゴールドカードと国内利用目的ゴールドカード

海外旅行に行く機会が多い方は、海外旅行傷害保険や、空港ラウンジサービスを目的にゴールドカードを選ぶかもしれません。

空港ラウンジサービスについては、こちらの記事で特集しています。

もし海外旅行目的でゴールドカードを選んだのであれば、もう1枚は国内の利用に特化したカードを選ぶのがオススメです。

国内ブランドNo1のJCBゴールドは、国内加盟店が多いだけでなく最高5,000万円の国内旅行保険も付帯している魅力があります。

また、JCBゴールドは利用状況によってJCBゴールドザ・プレミアへのインビテーション、そして将来的にJCBザ・クラスへのインビテーションを受けられる可能性があります。

JCBゴールドに興味がある人は、こちらの記事をチェックしてみてください。

【番外編】ゴールドカードがあればもう1枚はシルバーもアリ

ゴールドカードを2枚持つパターンについてご紹介していきましたが、1枚ゴールドカードを持っていればもう1枚はシルバーカード(一般カード)を持つという選択も当然あります。

年会費無料でポイント還元率の高い一般カードをサブカードとして持てば、優待対象店舗で買い物をする際にポイントが効率的に貯められるメリットがあります。

ポイント還元率についても、一般カードよりもゴールドカードが優れているのですよね。

それなら、あえて一般カードを選ぶ必要もない気もしますが…。

ゴールドカードでもポイント還元率が高い通販・流通系カードはありますが、すでに持っているゴールドカードのラウンジサービスや付帯保険で十分だ、と考える方もいてもおかしくないですよね。
確かにそうですね。補償額の上乗せ、追加のサービスが不要であれば、あえてゴールドカードを持つ必要がない場合もあります。
ポイントサービスだけで良いのであれば、ゴールドカードの年会費を支払うよりも年会費無料の一般カードを持った方がお得なケースもあるのです。

どの目的でカードを持つのか、どのサービスが必要なのかをしっかり考えるようにしましょう。

次の記事では、クレジットカードの組み合わせについて説明しています。2枚持ちを考えているのなら、是非参考にしましょう。

ゴールドカードを複数持つときは付帯サービスと年会費で選ぼう

ゴールドカードは、審査にさえ通れば複数枚持つことは可能です。複数枚所持する際には、異なる国際ブランドや異なるサービス・優待を受けられるゴールドカードを組み合わせることで、より充実したカード利用が可能となります。

ただ、ゴールドカードは年会費が高いものも多くあります。年会費とサービスのバランスをチェックし、自分の利用目的に応じた組み合わせを考えるようにしましょう。

そして、使いすぎやカード管理には十分に注意するようにしたいですね。

※ 掲載の情報は2019年3月現在のものです。

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