クレジットカードの在籍確認は行われないこともある。心配は無用

クレジットカードを申し込むと、会社に在籍確認の電話がかかってくるのが心配だという人も意外に多くいるようです。確かに在籍確認の電話がかかってくることは珍しいことではありません。
一方で、かかってこないケースも思ったより多いのです。かけるか掛けないかの基準はカード会社の内規ですから知りようもありませんが、かかってきても心配はありませんよ。

在籍確認は文字通り「いることを確認」するだけ

カード会社から電話がかかってくると言うと、「給料の金額を尋ねられるのではないか」とか「勤務年数を確認されるのではないか」と気にする人もいます。

また、会社の人に「サラ金から借金すると思われるんじゃないか」と心配する人もいるでしょう。基本的にそんな心配は無用です。

本人確認は本人であることを証明するための手続き

クレジットカードの申し込みの時には、免許証などの写しを送っているのになぜ電話で確認したりするのでしょう。書類を送らなかった場合だけにあるのですか。
それは在籍確認と本人確認をごっちゃにしています。在籍確認とは、申込書に書いた勤務先に、申込者が勤務していることを確認するだけのものです。

本人確認は顔写真付きの公的書類で行うのが基本ですね。分かりやすいのが運転免許証です。そこには公安委員会が住民票の写しで確認した内容が記載されていて、顔写真も5年以内のものが付いています。

他にも本人確認書類はいろいろありますが、つまりクレジットカードの申し込み者について、次のことが公的に証明された書類です。

  • 住所
  • 氏名
  • 生年月日
  • 顔写真

顔写真については、指定信用情報機関に登録されることはありませんが、あとの 3 つは次の情報などと同時に登録されます。

  • 勤務先名
  • 勤務先電話番号
  • 契約内容に関する情報
  • 支払いに関する情報
  • 申し込みに関する情報

在籍確認は申込書記載の勤務先に勤めているかどうかの確認

一方、在籍確認というのは、申込書に記載された勤務先に間違いなく本人が勤務しているかどうかの確認です。

ですから、「〇〇さんはおいでですか。」と会社に電話がかかってくるだけです。本人が席を外していても、在籍していることがわかればそれで OK の事が多いです。

「そんな人はいません」とか「〇〇は退職しました」とかになると、記入に誤りがあるということで、審査に通らなくなります。

  • 勤務年数
  • 年収または月収
  • その他申し込みに関すること

これらについて、本人以外が電話口に出た場合、一切話題に上ることはありませんので心配いりません。

本人が電話口に出た場合でも、ほとんど突っ込んだ話はありません。氏名と生年月日程度の確認で、「〇〇カードのお申込みの件で確認電話を差し上げました。」と言われて終わると思います。
ですので、対処法がどうとか心配するまでもなく電話は終わると思います。基本はウソをつかないこと、それだけです。

在籍確認なしのクレジットカードも少なくない

まず意識しておいたほうがいいのは、必ず在籍確認を行う会社も、絶対に在籍確認を行わない会社も存在しないということです。

必要があれば行いますし、必要がなければ行わない、ただ、その基準が会社ごとにことなるというだけなのです。

在籍確認ありのクレジットカードはステータスが高めかもしれない

なぜ在籍確認があったりなかったりするのでしょう。全部に行っておけば、信用度がアップして安心だと思うのですが。
それはそうですが、在籍確認は AI 化しにくい仕事ですよね。つまり、それだけ人件費がかかるからなんですよ。

クレジットカードの審査で行われる在籍確認は、人が相手の会社に電話をかけるという作業ですから、たとえ数分でも、その分の人件費がかかります。

電話の前後の付帯作業や、その担当者の付帯作業を考えたら、1 日に電話できるのはせいぜい 50 件、下手したら 30 件程度かもしれません。人件費は給料だけじゃなく、保険などの福利厚生や設備費も必要ですね。

そうなると、最低でも 1 件あたり 200~300 円程度の費用がかかってしまいます。

年会費無料のカードに、そんな経費はかけられないという考え方も出てきて当然です。

  • アメックスやダイナースクラブ
  • 年会費が高めのカード
  • 初年度無料でも年会費が発生するカード
  • 銀行系のカード

こうしたものでは、在籍確認が行われやすいのではないかと思われます。

年会費無料で発行枚数の多いカードは行われにくいかもしれない

こうした事情がありますので、書類で引っかからない限り年会費無料で発行枚数が多いクレジットカードの場合、在籍確認は行われない可能性が高そうです。

  • キャッシング枠の設定を希望している
  • 勤続年数が短い
  • 年齢と年収が釣り合わない(高くても安くても)
  • 30 歳以上なのにクレジットヒストリーがない

このような場合は在籍確認が行われる可能性は高くなるでしょう。

大雑把な言い方ですが、書類審査でぎりぎり下の方だった場合に、念の為に行われると考えてもいいと思います。

属性に不安があっても在籍確認を恐れる必要はない

例えば学生だとか主婦だとかで、自分に十分な所得がない場合や、派遣など非正規雇用の場合、フリーランスで会社員としての地位を持たない場合などは不安に思うことが多いでしょう。

しかし、一方で在籍確認が来るということは、書類は通ったのだという望みを持つこともできますね。書類だけで落とすことが決まってる人に、在籍確認などという経費をかけるはずがありません。

派遣社員の場合は派遣先ではなく派遣元の電話を記入しておく

派遣社員の場合は、派遣先の電話番号を書いていると在籍確認が行えないケースもあります。それに派遣先が変わることもよくありますね。

ですので、雇用されている派遣元の電話番号を書いておきましょう。派遣元に雇用されている場合は確実にそれで在籍が確認できます。

また、登録型の派遣社員の場合でも派遣元を記入したほうが確実です。

アルバイトやパートで生活していても問題ない

複数の勤務先を持っていて、どこの電話番号を書いたらいいのかわからないという人もいると思いますが、最も収入の多い、あるいは勤務時間の長いところを書いておけば問題ありません。

もちろん、自分の勤務時間外に在籍確認があっても、「今は勤務時間外なので席におりません」と返事してもらえる体制は整えておいてくださいね。

アルバイトばかりの職場で、単に「いません」とだけ無責任な回答をされると、審査に落ちます。

そうした場合、社員など責任ある立場の人が電話に出る勤務先を書いておきましょう。

学生の場合は実家に電話があるかも

学生カードなどに申し込んだ場合、在籍確認はどのように行われるのでしょう。アルバイトをしてなかったら勤務先も書けないですよね。
学生の場合、クレジットカードの申込み意思を確認するだけの場合と、親の同意を確認する場合があります。

クレジットカードにもよりますが、成人していても学生の場合、親の同意がないと限度額を低く抑えられるケースもあります。ですので、実家に電話がかかってくる可能性もあります。

あるいは、未成年でなければ、本人に電話をかけて「お申し込みありがとうございます、ご本人からのお申込みで間違いありませんね。」とだけ確認されるかもしれません。

いずれにせよ、学生の場合電話がかかってきやすいのは確かです。主婦の場合も、申込確認の電話がかかってくると思われます。

無職やフリーランスの場合も申込確認が行われる

フリーランスはいざしらず、無職でも発行されるクレジットカードというのは、収入の裏付けが取りにくいので審査は厳しくなりがちです。もちろん在籍確認は行なえませんから、申込確認だけになります。

一方で、フリーランスでも自営業として成立すれば話は別です。自分では無職だと思っていても、大きな資産がない限り、何らかの収入を得ていないと生活ができませんね。

その収入の道について税務署に開業届を出しておけば、フリーランスでも無職でも「個人事業主」です。申込書には自営業と書けますから、その電話番号に在籍確認がかかってくるでしょう。

ウソはいけません。必ずバレると思って下さい。

クレジットカードがほしいという理由で、すでにやめてしまった会社の名前を書いたり、実際には勤務していない会社の名前を書いたりしてはいけません。

在籍確認は、申込書内容に不審な点がなくても、ランダムに行われる可能性もあります。そんなところでウソがバレたら、その会社では二度とカードは作れませんし、内容が悪質な場合詐欺として届けを出されるかもしれません。

ウソをついてしまったら撤回は困難

中には、カード欲しさについウソをついてしまったという人もいると思います。そんな場合、何かの手立てはあるのでしょうか。
基本的にはありません。特に今はネットでの申込みが中心なので、申込みボタンを押した瞬間に審査手続きが始まります。

申込書に記入して郵送する場合であれば、届く前にカード会社に電話して「記載内容に誤りがあったので破棄してほしい」と伝えましょう。ネットで申し込む場合は自動的に処理されるので撤回は難しいと思います。

もちろん、誤ったとして破棄を求めたウソの書類も、本当の書類が届くのを待って比較される可能性もありますね。くれぐれも自分を滅ぼす可能性のあるウソはつかないで下さい。

在籍確認が行われないケースは意外にたくさんある

さて、上でお話したとおり、特に年会費無料のカードなどでは在籍確認が行われないケースも少なくありません。想定される主なケースは次のようなものです。

  • 指定信用情報機関に登録されている勤務先と同じ勤務先を記入した
     ・過去のカードの申し込み時点から勤務先が変わっていない
     ・スマホ本体の分割払いで同じ勤務先を記入した
  • 他のクレジットカードの利用履歴がキレイである
  • 特に確認を必要とするような申込み内容ではなかった

このようなケースでは在籍確認を行うだけ無駄ですので、行わないことが多いようです。

在籍確認は全く心配する必要のない内容

在籍確認で、会社の人にいろいろ尋ねられたらどうしようとか恐れる必要は全くありません。在籍確認で求められるのは、申し込んだ人がその会社にいるかどうかだけです。
どうしても不安なら、在籍確認の可能性が低い楽天カードなどに申し込むか、カードの申込み自体をやめてしまいましょう。
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