クレジットカードは破損したまま使わない。すぐに交換手続をする

クレジットカードはだいたい 5 年くらいの有効期限を持っているために、使用環境によっては後半になってくると、割れたり曲がったり欠けたりと言う破損が発生することもあります。

こうした場合、ついついテープや瞬間接着剤などで貼り合わせたり、重しをかけて真っ直ぐにしたりといった修復を行いたくなります。しかし、これって正しい使い方なのでしょうか。

破損したカードは使ってはいけないし修復もダメ

クレジットカードが破損したら、すぐにカード会社に連絡して再発行を依頼して下さい。

残念ですが新しいカードが届くまで、ネットなどで使う分には問題ありませんが、カードそのものは使えません。

そんなときのために、クレジットカードは 2 枚持っておくのが得策です。また、カードが停止された場合は自動支払に設定している公共料金などの窓口に電話して事情を説明し、コンビニ払いなどの支払票を送ってもらいましょう。

破損したカードは読取機を壊してしまう可能性がある

ヒビが入ったくらいなら、テープを貼って使えそうに思うのですが、それでもダメなのでしょうか。
ダメです。修復したカードなどは、機械の内部で引っかかってしまうことがあります。その場合、分かっていて使ったことは明らかなので、機械の修理代を請求されます。

クレジットカードの厚みの規格は 0.76mm です。それに対して、粘着テープの中でも最も薄い部類に入るセロテープでも 0.05mm の厚みがあります。仮に表裏からテープを貼って補修した場合、約 13% 分厚くなります。機械に引っかかってもおかしくないですね。

また、接着剤を使うのはもっとトラブルのもとです。割れた断面にだけ接着剤がつけられたとしても、0.76mm の厚みでは強度が足りません。機械の中で接着部分が外れて引っかかる可能性も高いのです。

さらに、欠けがあるカードをそのまま使ったりした場合、機械の中でカードがまっすぐ送られず、引っかかったり読み取り部分に傷をつけたりする可能性もあります。

不正利用を疑われることもあるので汚損したカードも使わない

クレジットカードには、その真正性を担保するためのデザインが 2 種類施されています。ひとつはホログラムです。もう一つは、カード裏面にあるサインパネルです。

このどちらも、汚れてしまって判別できないレベルになると、カードの利用を断られることがありますので、汚れがひどくなったら次のように対処して下さい。

  • 布で乾拭きする
  • 固く絞った布で拭き取る
  • 薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き取り、水で固く絞った布で仕上げ拭きをする

これで汚れが落ちない場合は、カード会社に連絡して再発行を依頼して下さい。汚損による交換であれば、カード番号は変わりません。一方、有効期限が変わることが少なくありません。

有効期限が変わるとセキュリティコードも変わります。ですので、公共料金の支払などに登録している場合は、変更登録を忘れないで下さい。

再発行の申し込みをする時に、「カードは手元にある」ことをしっかり伝えて下さい。そうしないと、カードがその場で無効化され、再発行カードが届くまで使えなくなります。さらに次の点にも注意して下さい。

  • 磁気ストライプにホログラムが施されている場合、擦り傷が付きやすいがそれは問題ない
  • サインパネルをアルコールや強力洗剤で拭いてはいけない
  • サインパネルに一度サインした文字が消えたらカードは無効になったと考え、再発行を申し込む

サインパネルについては改ざん防止が強く意識されています。

サインの照合を行うお店では、サインパネルの地模様が消えていたら改ざんが行われたと判断されるかも知れません。

磁気ストライプやIC チップの不良の場合も再発行

お店でクレジットカードを利用しようとしたら、磁気ストライプが読めなかったり、IC チップのデータエラーが出て使えないというケースがあります。

この場合も再発行になりますから、すぐに手続きを行って下さい。

もちろんカード本体のエラーですから、ネットショッピングや自動支払い登録したものでは問題なく使えます。

クレジットカードの再発行は電話一本で簡単にできる

クレジットカードの再発行は、カード会員専用サイトから申し込むこともできます。

もちろん、電話による再発行申し込みもできますし、むしろそちらを勧めているカード会社も多いです。

カードの再発行に関しては、クレジットカード裏面に書かれている電話番号か、公式サイトで案内されている電話番号に電話して相談して下さい。ただし、紛失盗難扱いにならないよう注意してくださいね。

ネットで再発行を申し込めば時間帯の制約がない

電話で再発行を申し込む場合、24 時間 365 日対応してもらえるのでしょうか。
いいえ、それは紛失や盗難に伴う場合だけです。カードの破損・汚損・故障の場合は指定された時間帯だけになります。

カード会員専用サイトから再発行を申し込めば、時間帯の制限なくいつでも再発行が申し込めますので便利です。
一方、カードの盗難・紛失に伴う再発行の場合は、まずなくしたカードを停止するところから手続きしますので、原則として電話でしか受け付けてもらえません。

紛失盗難に関しては、補償の関係上、電話で事情を尋ねられるからとう言うのもその理由の一つです。

再発行対象のカードが手元にあるときは手続きが簡単

クレジットカードを再発行する場合、その理由は次の 2 つに大別できます。

  • 元カードが手元にない
     ・紛失
     ・盗難
  • 元カードが手元にある
     ・破損
     ・汚損
     ・故障

このうち、元カードが手元にない場合は手続きが煩雑になります。場合によっては警察に出向いて届けを出す必要も出てきます。それに比べれば、元カードが手元にある状態で再発行を申し込むのは至って簡単です。

詳しいことは別の記事を見て下さい。

クレジットカードの再発行。前後にはどんな手続が必要なのか知る

クレジットカードは丁寧に扱わないと壊れる

クレジットカードはペイメントカードですから、財産を管理するものでもあります。ですから、雑な扱いはされないだろうという期待感を持って設計されたのかも知れません。意外に弱いんですよ。

しかし、今ではとても高価なスマホですら「画面バキバキ」状態で平気な人もいるようで、人の価値観は変わってきたのかも知れませんね。でも、クレジットカードを含めて「もの」は大切に扱って下さい。

財布自体を雑に扱うとカードが曲がったり割れたり

クレジットカードはどのように扱ったり保管したりするのが良いのでしょう。
クレジットカードはプラスチック製品ですから、曲げの力や高い温度の環境に置くと割合あっさり壊れます。力をかけずに暑くないところに保管しましょう。

クレジットカードは財布にしまっている人が多いと思います。しかし、その財布の扱いによってはカードが傷んでしまいます。長財布にしまっておくと比較的ストレスが少ないんですが、その財布をズボンのヒップポケットに入れたりすると台無しです。

長財布をヒップポケットに入れて座ると、財布自体に強い力がかかります。その結果、中に入っているクレジットカードにも曲げる力が働いて、気がついたらカードが全部歪んでいたなどということもあり得ます。

二つ折りの財布なども、中身が多すぎるとカードに強い力がかかりますので、そうした使い方をする人は、いずれの場合でもクレジットカードは財布に入れずに、専用のカードケースに入れて管理したほうが良いでしょう。

クレジットカードは悪い環境下に置くと壊れる

クレジットカードは強い力がかからない場所で、次のような条件下に保管することが必要です。

  • 保管温度:-35℃ ~ +50℃
  • 保管湿度:5% ~ 95% RH
  • 長期間の紫外線への暴露を避ける
     ・直射日光の当たるところに放置しない
     ・通常の利用時間であれば問題ない
  • サインパネル以外の場所に何かを書いてはいけない
  • シールやテープなどを貼ってはいけない
  • 有機溶剤などの蒸気があるところに保存してはいけない

これを守らないと、曲がったり割れたり溶けたりする可能性が出てきます。

もちろん磁気ストライプとIC チップを搭載しているので、強い磁気や静電気は禁物です。

クレジットカードはデリケートなのだと意識しよう

ポイントカードや各種会員証など、クレジットカードと同じ規格のプラスチックカードが増えたせいで、なんとなく手軽に扱えるカードというイメージが定着してしまっています。

しかし、場合によっては財産と信用の両方を一気に失う可能性がある道具であると考え、慎重かつ丁寧に扱うようにしてくださいね。

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