クレジットカードは気の遣い所。サラリーマンの選ぶべきカード

社会人になると、仕事上のお付き合いがある人の前でクレジットカードを出すシーンもあるでしょう。そうした時に、どんなカードを持っていたら好印象を持ってもらえるのか気になりますよね。

もちろん、多くの場合相手の持っているカードを気にすることはないでしょう。それでも、中にはそれで相手を測ろうとする人もいないわけではありませんから、ポイントは押さえておきたいですね。

デザインカードは楽しいけれど遊びイメージが強い

クレジットカードには非常にたくさんのデザインがあります。いわゆる一般カードの中には、デザインバリエーションを豊富に持っている楽しいものもあります。

ただ、こうしたカードはビジネスの場ではあまり使わない方が良いかもしれません。気にする人は、その遊び感覚を不真面目と受け取ってしまうかも知れないからです。

お遊び要素の強すぎるカードはプライベートで使うべき

例えば、映画やアニメなどのタイアップカード、芸能人のファンクラブ的なカード、スポーツのカードなどは、自分の趣味に合えばとても楽しいものです。

場合によってはコレクターズアイテム的な性格のカードもあるかも知れません。しかし、これは気難しい人の前ではちょっと使いにくいですね。

キャラクター商品のカードも割合たくさん見受けられます。例えば、セディナからはハローキティのカードが出ています。驚いたことに、ゴールドカードにもハローキティデザインのものがあります。

セゾンカードからはあらいぐまラスカルのカードが出ていますし、イオンカードからはミニオンズデザインのクレジットカードも発行されていますね。

こうしたタイアップ・クレジットカードは流通系カードだけではなく、お堅いイメージの銀行系カードからも出ています。三井住友カードからは、ポケモンカードが2種類発行されています。

スポーツ系カードもビジネスの場では出さない方が良い

プロ野球やJリーグのデザインを施したクレジットカードもたくさん出ています。これは仲間ばかりが集まるところでは良いですが、ビジネスにかかわるケースでは使わない方が良いです。

例えば、東京のサラリーマンが、GIANTS CLUB G-Po JCBカードを持っていて、大阪の取引先との会食の支払いにこれを出したとしたら、かなりの確率で商談が難しくなりそうだとは思いませんか。

趣味性の強いクレジットカードの場合、単に興味がないとか色が派手だとかで眉をひそめられるだけでなく、「アンチ」の存在も無視できません。

そういった意味で、スポーツのようにライバル関係があるジャンルのクレジットカードは、ビジネスの場では使わない方が安心です。

無難なのは銀行系カードの一般カード・ゴールドカード

銀行系カードは派手なデザインカードや様々な提携先ブランドによるカードだけではなく、自社のベーシックなカードも発行していて、そのデザインは落ち着いているのでビジネスの場で出しても違和感がありません。

ですから、自分の趣味とは別に、こうした落ち着いたデザインのカードを、最低一枚は持っておきたいところです。

お勧めは三井住友VISAカードかMUFGカードVISA

三井住友銀行のクレジットカードも三菱UFJニコスのクレジットカードも、自社オリジナルの一般カードやゴールドカードは落ち着いたデザインです。

国際ブランドも選択できますが、やはりお勧めはVISAですね。国内だけならJCBの方がすこし加盟店も多いのですが、海外出張で使うことを考えれば、圧倒的にVISAが便利です。

個人的には三井住友VISAカードのクラシックが、最もビジネスシーンにあうデザインのような気がして好きですね。

会社からビジネスカードを支給されているときはそれを使う

取引先とのお付き合いや、出張業務が多い仕事の場合、会社から法人名義のビジネスカードが支給されることもあります。もちろん、社名と同時に社員の個人名が記載されるものですから、サインを忘れないでくださいね。

ビジネスカードは多くのクレジットカード会社が発行していますが、いずれもビジネスシーンでの利用を意識したデザインになっていて、安心して利用できます。

ビジネスカードの選定は会社が行いますので、そのカードが使えないと言ったケースでは自分のカードを切るか、現金で支払って、あとで清算を求めることになります。

ですから、一応自分個人のクレジットカードとしても、一枚は落ち着いたデザインのものを持っておきましょう。

流通系カードでもデザインを選べば問題はない

先にもお話しした通り、クレジットカードが何であるかを気にしている人はそれほど多くありません。そもそも他人のクレジットカードをじろじろ見るのは、財布の中を覗き込むのと同じであまり行儀の良い行為ではないのです。

ですから、ちらっと見ただけで派手なカードだなと思われない程度のデザインであれば、特に問題はないでしょう。一方、消費者金融系のものは避けておく方が良いですね。痛くない腹を探られてしまうかも知れません。

落ち着いたデザインのカードを選んでプライベートと併用

流通系カードは、普段の買い物などで特典の多いカードです。そうしたものはイメージカラーをベースに派手なデザインのものも多い一方、ベーシックな銀色のデザインのカードもあるのです。

例えば、イオンJMBカードやOMCカードインターナショナル、エポスカードVISAシルバー、楽天カードなどは、いずれもロゴタイプ以外に派手なデザインは施されていません。

ですので、普通に使っている分には地味なクレジットカードと言う印象でしかありませんから、特に問題はないでしょう。

信販系カードもデザインだけの問題

信販系カードは、クレジットカードの本家筋とも言えるものです。その昔、個別の商店が掛売りや月賦販売と言った、消費者向けの信用販売を行っていたものを、汎用型に発展させたものが信販型クレジットカードです。

国際ブランドの一翼を担うJCBも、もとは信販系クレジットカードです。また、銀行系に分類される三菱UFJニコスは、もともと日本信販という会社のクレジットカードでした。さらにジャックスも上場前は北日本信販と言う会社でしたので信販系ですね。

一方、信販系と思われがちなUCカードカードは、もともと銀行共同体とでも言うべき組織が立ち上げたカードですから銀行系でもあり、現在はクレディセゾン傘下ですから流通系でもあります。

現在は流通系に分類されることが多い楽天カードですが、現在の形になる前は銀行系でもあり信販系でもあったという、いくつかの会社の合従連衡の末、現在の形に落ち着いたようです。

現在は、純粋な信販系カードというのも少なくなっていますが、デザインに問題がなければそれを選んでも良いでしょう。

流通系カードや信販系カードは、ホームセンターや家電量販店などと提携して、ショップブランドでのカードとして利用されることも多いです。そうしたお店の名前が表に出てくるカードが良いか悪いかは、持つ人の価値観次第です。

ステータスカードは両刃の剣になるのでプライベート用に

誰がどんなクレジットカードを使っていようと、それで決済ができているのであれば、他人には関係のない話なのですが、世の中にはクレジットカードにステータスを求める人がいるのも事実です。

そうした人が取引先にいた場合、あまりステータスが高すぎるカードを持っているのも、かえってマイナスに働く場合があるので避けておいたほうが無難でしょう。

年齢に応じてゴールドカードまでにしておくのが無難

特に決まりがあるわけではありませんが、20代のうちは一般カード、40歳になるまでの間にゴールドカードに切り替えておくぐらいで良いと思います。もちろんずっと一般カードでも何の問題もありません。

チタンやプラチナなどのグレードにアップするのは、プライベートで使うカードだけでいいです。

万が一、取引先の人にプラチナカードのインビテーションが届かないのに、自分には届いてそのカードを持っていた場合、妙な嫉妬心を持たれてしまうかも知れません。

アメックスも一般カードかゴールドカードにしておけば問題ない

少しステータス性があると言われるアメックスのカードでも、一般カードであるグリーンカードなら上品で好まれますし、世界的な大金持ちでもグリーンのままにしている人が結構いるそうです。

これはアメックスが、カードの色で与信枠を決めるのではなく、一人ひとりを個別に審査して決めているからですね。ですから、アメックスには何億という与信枠の付いた一般カードを持っている人もいるのです。

アメックスのカードの色は、受けられるサービスの差であると考えておけばいいでしょう。そんなサービスは、自分のお金で簡単に受けられるお金持ちになると、逆に一般カードで良いようです。

ダイナースクラブカードはビジネス用途にはお勧めしない

もちろん、ダイナースクラブカードも一般カードは上品で落ち着いたデザインですから、見た目の上で問題はありません。ただ、一般カードですらゴールドカードを上回るステータス性があると言われることから、嫉妬の対象になる可能性はあります。

しかし、問題はそちらではなく、加盟店が少ないことです。ビジネスで使うのであれば加盟店が多く、どこででも確実に使えるカードが安心です。

もともと、ダイナースクラブカードは、医師や弁護士ででもない限り、20代で審査に通ることは非常に難しいカードですから、サラリーマンが仕事の際に使う目的で持つカードからは少し外れると思います。

国内用途ならベストなJCBカード

アメックスとダイナースクラブは、決済目的より、カードメンバーであることで様々な優待サービスが受けられることを目的にした、トラベル&エンターテインメント(T&E)系カードと呼ばれるものです。

それに対してVISAとマスターカードは、決済目的に特化していて、様々なサービスは各国のカード発行会社に任せている「決済系カード」です。なので加盟店が多く、世界中どこででも使えると言われています。

これに対して、世界5大国際ブランドの一つJCBカードは、どちらかと言うとT&E系カードなのですが、少なくとも発祥の地である日本では、決済系より広く使われているクレジットカードです。

ステータスカードから一般カードまで、JCB本体が発行するプロパーカードも色々ありますので、それを利用してみるのは良いと思います。

サラリーマンが持つならこれ!無難さで選ぶベスト3

様々なカードを紹介してきましたが、これは「こうした物を持っているならわざわざ他のものを申し込まなくて良い」という物です。

もし、そうした物を持っていないとか、これから初めてのクレジットカードを申し込むとか言う場合にお勧めしたい、サラリーマンがビジネスシーンで使って無難なカードを選んでみました。

三井住友VISA・クラシックカード
 高校生を除く18歳以上・年会費税別1,250円・与信枠上限80万円
JCB一般カード
 高校生を除く18歳以上・年会費税別1,250円・与信枠上限は個別審査による
アメリカン・エクスプレス・カード
 20歳以上で定職がある人・年会費税別12,000円・与信枠上限は個別審査による

このどれかを選んでおけば、安心だと思いますよ。

ゴールドカードを作りたいという人は「おすすめゴールドカード」も参考にしてくださいね。

※ 掲載の情報は2019年7月現在のものです。

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