クレジットカードで分割払いができない!理由と対処法を解説

クレジットカードで決済する時に、分割払いができなかったのですがどうしてですか?
分割払いができなかった場合、原因はいくつか考えられます。これから、対処法と合わせて原因を紹介していきます。

高額な商品を一括払いで購入できない場合や、翌月の支払い金額が多くなりそうなので代金を分割して支払いたい場合などに便利なのが「分割払い」です。

分割払いとは、文字通り、利用代金を分割して支払う方法です。2回払いまでなら原則手数料はかかりませんが、3回以上の分割回数になると手数料(年利で約8~18%)がかかります。

手元に十分なお金がない場合には便利な分割払いですが、場合によっては分割払いで支払えないことがあります。

この記事では、分割払いができなかった時に考えられる原因を6つ紹介します。

また、分割払いができない時の対処法も合わせて紹介しているので参考にしてください。

クレジットカードで分割払いができない時に考えられる原因

分割払いができなかった時に考えられる原因は次の通りです。

分割払いができなかった時に考えられる原因
  • お店が分割払いに対応していない
  • クレジットカード自体が分割払いに対応していない
  • 利用限度額を超えている
  • 希望する分割回数に対応していない
  • 延滞によって分割払いの利用が一時停止されている
  • クレジットカードの現金化を疑われている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

お店が分割払いに対応していない

分割払いができない理由でまず考えられるのが、お店側が分割払いに対応していないケースです。

すべてのお店でクレジットカードの分割払いができるわけではありません。

そもそも、お店でクレジットカードを使えるようにするには、お店はカード会社の加盟店になる必要があります。そしてクレジットカードがお店で使われると、その都度お店はカード会社に加盟店手数料を支払わなければなりません。

しかし、分割払いになると加盟店手数料が高くなってしまうことがあるなど、分割払いはお店にとってはデメリットが多い支払い方法です。

そのため、クレジットカード自体は利用できても分割払いに対応しておらず一括払いのみ可能としているお店があるのです。とくに飲食店やコンビニ、スーパーなどでその傾向が高いです。

お店側が分割払いに対応していないと一括払いで支払うしかありませんが、カード会社によってはあとから分割払いに変更できるところもあります。一括払いが難しいなら、あとから支払い方法を変更しましょう。

クレジットカード自体が分割払いに対応していない

クレジットカード自体が分割払いに対応していないことも、分割払いができない理由として考えられます。

たとえばセゾンカードでは2回払いは可能ですが、3回以上の分割払いには対応していません。また、ダイナースクラブカードはそもそも分割払いに対応しておらず、1回払い、ボーナス一括払い、リボ払いの3つのうちのどれかを選ぶようになっています。

さらに、アメックス(アメリカンエキスプレスカード)では分割払いやボーナス払いは登録制なので、事前に申請しておかないとそもそも利用できません。

このようにカードによって分割払いへの対応が異なるので、持っているカードは分割払いができるかどうかを事前に確認するようにしましょう。

利用限度額を超えている

カードには「利用限度額」というものが決められおり、文字通り、そのカードが利用できる上限の金額です。

利用限度額には総利用可能枠、ショッピング総利用可能枠、ショッピング割賦利用可能枠、キャッシング利用可能枠があります。

総利用可能枠 クレジットカードで利用できる総額(ショッピング枠とキャッシング枠を含む)
ショッピング総利用可能枠 1回払いも含め、クレジットカードでショッピングに使える総額
ショッピング割賦利用可能枠 分割払い、リボ払い、ボーナス払いなどで使える金額(1回払いを除く)
キャッシング利用可能枠 キャッシングで利用できる金額

総利用可能枠の中にショッピング枠とキャッシング枠が含められ、ショッピング総利用可能枠の中にはショッピング割賦利用可能枠が含まれています。

クレジットカードで決済していると、気が付かないうちにショッピング総利用可能枠の上限に達していることがあります。

特に、分割払いやリボ払いで支払っている人は代金を毎月少しずつ支払う形になるので、未払い金がその後も残ります。未払い分の金額もその月のショッピング総利用可能枠に含まれるため、限度額をオーバーしやすい傾向にあります。

ショッピング総利用可能枠の上限に達すると、カードで支払えなくなる

また、ショッピング割賦利用可能枠が原因で分割払いができない場合があります。ショッピング割賦利用可能枠とは、分割払い(1回払いを除く)やリボ払いで利用できる金額の上限を表わしており、この金額を超えて分割払いやリボ払いを利用することはできないようになっています。

ショッピング総利用可能枠の上限まで分割払いやリボ払いができると思いがちですが、分割払いやリボ払いができるのはショッピング割賦利用可能枠の金額までなので注意しましょう。

なお、ショッピング総利用可能枠の中にショッピング割賦利用可能枠が含まれるので、ショッピング割賦利用可能枠が原因で分割払いやリボ払いができなくなっても、1回払いなどカードでの支払い自体は可能であることが多いです。

希望する分割回数に対応していない

分割払いの分割回数は、カード利用者が好きに指定できるわけではありません。可能な分割回数はカードによって異なり、その中から選ぶ形になります。

分割回数は、たとえば次のようになります。

カード名 可能な分割回数
楽天カード 2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回
dカード 3・5・6・10・12・15・18・20・24回
オリコカード 3・6・10・12・15・18・20・24回

そのため、自分が希望する分割回数に対応していない場合があります。自分が持っているカードの可能な分割回数を事前に確認しておきましょう。

どのカード会社でも可能な分割回数というのはないのですか?
分割回数が3回、6回、10回、12回、24回ならたいていどのカード会社でも可能なので、確認するのが面倒ならこの5つの内のどれかにするといいですよ。

延滞によって分割払いの利用が一時停止されている

延滞を繰り返すとペナルティとして、分割払いなどのサービスが一時的に停止されることがあります。分割払いが利用できなくなるだけでなく、利用限度額の減額などもあり得ます。

引き落とし日までに入金するはずがうっかり忘れていたなど、誰でもやってしまいがちですが、たとえ故意ではなかったとしても延滞であることに変わりはありません。カード会社の信用を失うので気を付けましょう。

もし延滞が原因で分割払いが利用できない場合は、延滞せずにきちんと支払いを続けることでカード会社の信用を取り戻していくしかありません。

クレジットカードの現金化を疑われている

クレジットカードで換金性の高い商品を頻繁に購入していると、クレジットカードの現金化を疑われ、分割払いなどのサービスだけでなくカードの利用自体が停止させられることがあります。

クレジットカードの現金化とは「ショッピング枠の現金化」とも言い、クレジットカードで商品を購入し業者にその商品を買い取ってもらうことで現金を手に入れる方法です。

換金性が高いのはブランド品や商品券、ギフトカード、新幹線の回数券などの商品です。もし購入する場合は、クレジットカードでは頻繁に購入しないようにしましょう。

ここで紹介している6つの原因に心当たりがない場合はどうしたらいいですか?
その場合はカード会社に直接問い合わせてみましょう。

クレジットカードで分割払いができない時の対処法

分割払いができなかった時の対処法には次のようなものがあります。

分割払いができなかった時の対処法
  • カード会社に問い合わせ
  • 「あとから分割」や「あとからリボ」サービスを利用
  • 分割払いが可能なカードを新たに作る

それぞれを詳しく見ていきましょう。

カード会社に問い合わせ

お店やクレジットカードが分割払いに対応していない場合は調べればすぐに分かることですが、ショッピング割賦利用可能枠などが原因の場合は自分ではなかなか分かりません。

お店やクレジットカードに問題がないのに分割払いを利用できない場合は、カード会社に問い合わせてみましょう。また、問い合わせる際には、いつ問題が解消されて分割払いが利用できるようになるか確認するのも忘れないようにしましょう。

原因が分からないまま放置しておくと、再び分割払いを利用できない問題が起こる可能性が高いので、原因は必ず確認してください。

「あとから分割」や「あとからリボ」サービスを利用

お店が分割払いに対応していなかったため一括払いで決済したけれど、あとから分割払いやリボ払いにしたいという時に使えるのが「あとから分割」「あとからリボ」というサービスです。

お店が分割払いに対応していないから一括払いにしたのに、あとから分割払いやリボ払いに変更できるのは何故ですか?
あとから分割などのサービスはカード会社が主体となって行っているので、お店ではできなくてもこのサービスを使えばあとから変更が可能なのです。

「あとから分割」は、買い物した後に支払い方法を分割払いに変更できます。自分が選んだ支払い回数に均等分割されますが2回払いに変更はできないことが多く、3回以上の分割払いになることがほとんどです。ただし、イオンカードなどのように「あとから分割」に対応していないカードもあります。

「あとからリボ」は支払い方法がリボ払いになります。リボ払いは毎月の支払い額が一定になるため毎月の負担は少ないというメリットがありますが、金利手数料がかかるというデメリットがあります。リボ払いは支払いが長期化しやすく、長期化した分だけ手数料がかかるので元々の支払い金額よりも高額になることもあります。

「あとから分割」と「あとからリボ」の違いを簡単に言うと、あとから分割は「支払う回数」を決めるのに対し、あとからリボは「毎月の支払い金額」を決める点です。通常、「あとから分割」の方が「あとからリボ」より金利手数料が低めです。

あとから分割の方法や手順については次の記事を参考にしてください。

あとから分割のサービスを利用すると、その手続きに手数料はかかりますか?
あとから分割にしたからと言って、それに関する手数料が発生することはありません。ですが、一括払いを分割払いに変更すると、分割払いにかかる金利手数料は発生しますよ。

「あとから分割」や「あとからリボ」に変更する場合、変更を申し込める期限があり、その期限を過ぎてしまうと変更はできないので注意しましょう。

申し込みできる期限はカード会社によって異なりますが、たとえば「あとから分割」の場合は引落し日の2営業日前や5営業日前までなどです。

自分が持っているクレジットカードが、あとから分割払いやリボ払いに変更できるかどうやったらわかりますか?
保有するクレジットカードのホームページから調べることができますよ。あとから分割払いやリボ払いに変更したい場合は電話かインターネットから申し込めます。

ただし、1件の利用金額が1万円や5万円を超える場合にのみあとから分割払いにできるなど、「あとから分割」ができる条件はカードによって異なるので注意してください。

1回払い・2回払い・ボーナス一括払いをあとから分割に変更できるとするカード会社は多いですが、1回払いのみ変更可能とするカード会社もあるので、もしあとから分割払いに変更する可能性があるなら、1回払いで支払っておくと安心です。

分割払いが可能なクレジットカードを新たに作る

メインで使っているクレジットカードが分割払いに対応していない場合などは、分割払いが可能なクレジットカードを新たに作るというのも1つの手です。

ですが分割払いができないカードはセゾンカード(2回払いは可)やダイナースクラブカードぐらいなので、一般的なクレジットカードは分割払いができる場合がほとんどです。

そのため、新たにカードを作る時は分割払いに対応しているかだけでなく、希望する分割回数で分割払いができるか、「あとから分割」サービスがあるかについても検討すると良いでしょう。

クレジットカードで分割払いができない原因はきちんと確認しておこう

分割払いができない原因は主に6つ考えられます。

  • お店が分割払いに対応してない
  • クレジットカード自体が分割払いに対応していない
  • 利用限度額を超えている
  • 希望する分割回数に対応していない
  • 延滞が原因で分割払いを一時的に利用できない
  • 換金性の高い商品を頻繁に購入したことでクレジットカードの現金化を疑われている

もしこれらに心当たりがない場合は、カード会社に問い合わせましょう。原因とあわせて、いつ分割払いが利用可能になるのかを教えてくれます。

分割払いができずに支払ったあとに支払い方法の変更をしたいなら、クレジットカードの「あとから分割」「あとからリボ」サービスを利用しましょう。自分が持っているカードがあとから分割やあとからリボに対応しているかどうかは、カード会社のホームページから確認できます。

また、保有するクレジットカードが分割払いに対応していない場合や希望する分割回数で支払いができない場合は、分割払いが可能なクレジットカードを新たに作ると良いでしょう。

分割払いができなかった原因を調べておかないと再度同じ問題が起きかねないので、きちんと確認するようにしてください。

※ 掲載の情報は2019年8月現在のものです。

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