ブラジルはクレジットカード大国。露店でもカード支払いができる

この記事を書いているのは1月下旬、2019年のリオのカーニバルは3月1日からメインパレードです。一度は行ってみたいと思うのですが、やはりブラジルに渡るのは怖いですね。

景色も良い、人々も良い、食べ物も良いのは分かっているんですが、ブラジルの犯罪の多さは驚くほどです。でも、そのおかげでクレジットカードが使いやすくなったと言うのは皮肉な話ですね。

ブラジルに行ったら支払いはクレジットカードがおすすめ

ブラジルは強盗が多いので、現金よりもクレジットカードを持っておくのがおすすめです。

ブラジルではCielo加盟店だと5大国際ブランドが全部使えます。

ブラジルでは5大国際ブランドが使いやすいそうですが、なぜ新興国でそこまで広く使えるようになっているのでしょう。
日本でも小規模店向けに複数の国際ブランドを取りまとめる会社がありますが、ブラジルにもそうした会社があるからなんですよ。

ブラジルでも最も普及しているクレジットカードはVISAです。VISAが使えないところはほとんどないと言っても良いでしょう。

また、マスターカードの普及率もかなり高いです。

ですので、必ずVISAカードとmastercardのどちらかは持って行ってください。

どちらも持っているのなら、2つとも持っていくのがおすすめです。

さらに、意外なことにブラジルでは JCB・アメックス・ダイナースクラブも加盟店が結構たくさんあります。

これにはブラジルでのクレジットカード展開の歴史が関係しています。もともとブラジルではVISAだけがクレジットカードのブランドでした。

この時、VISAと契約して加盟店を開拓したのが “Cielo” と言うアクワイアラです。

その後、他のアクワイアラが登場するようになってからは、 Cielo は5大国際ブランド全部のアクワイアラになったのです。

ですので、Cielo と契約している加盟店であれば、5大国際ブランド全部が利用できます。

  • VISA
  • マスターカード
  • JCB
  • アメックス
  • ダイナースクラブ

もちろん手数料の関係などで他のアクワイアラと契約しているお店もたくさんあります。そうしたお店ではVISA以外使えないかもしれません。

あるいは Cielo と契約していても手数料率の関係で VISA 以外を嫌うお店もあるかも知れません。

それでもブラジルに渡航するなら5大国際ブランドのカードは、持っているものを取り揃えて持って行きましょう。

Cielo はスマホと連携させたり、そのものに SIM カードが挿せる携帯端末を非常に安価に加盟店に貸し出しています。このため、露店や屋台、タクシーなどどこででもクレジットカードが使えるようになっています。

露店でダイナースクラブカードが使えたらびっくりしますよね。でもブラジルでならあり得ない話ではないのです。

ただ、お店の人がVISA以外知らないと言うケースはよくあります。そうした場合は “Cielo, por favor.” (シエロ、ポルファヴォール)と言って下さい。ロとファを高音で発音します。

意味は「シエロでお願い」と言うことなので、通じれば処理してくれるでしょう。不安な場合は紙に書いた物を見せるのが良いと思います。

ブラジルでは安全な場所以外ではスマホを見せてもいけない

こうしたメモなどはスマホに入れておき、必要な時にお店の人に見せれば良いと思っていませんか。それはダメです。

なぜなら、そのスマホが強盗やひったくりのターゲットになるからなんです。

人前でスマホを取り出しても良いのは、比較的裕福な人たちが集まるような治安の良い環境下だけです。そうしたところでは財布を取り出しても危険性が低いです。

もちろん屋外はダメですよ。例えば高級百貨店の中とか高級レストランの中などですね。

クレジットカードもスマホも、バッグや財布などに入れず分散して持っておいて下さい。まとめて奪われてしまったら旅行が続けられなくなります。

クレジットカードを盗まれたり奪われたりしたら、すぐにカード会社に連絡して止めてもらって下さい。

クレジットカードを紛失したときの対処方法は、次の記事で説明しています。

ブラジルでデビットカードのキャッシングはNG!現金は日本から

ブラジルで現金を両替したりATMから下ろしたりするのは危険だそうですが、ではどうやって現金を調達すればいいのでしょう。
それはシンプルに日本で両替して持って行くのが一番です。交換レートの差などは、安全を買うと思って目をつぶって下さい。

ブラジルではATMを使って現金を引き出したり、両替商や銀行の窓口などで現地通貨のレアルに交換したりすることは避けた方が良いです。

そうしたところには、引き出したり交換したりした現金を狙う犯罪者が数多くいるからです。

空港や高級店の集まる繁華街など比較的安全な地域であっても、悪い奴はお金を手にした人をつけて、人気のないところで襲うのが常套手段です。

ですので、現地で使う可能性がある現金は日本で交換し、小額紙幣にしたうえで分散してブラジルに持ち込んで下さい。ホテルに到着したら、部屋に備え付けの金庫とフロントのセキュリティボックスに預けておきましょう。

ホテルから持ち出すのは必要最小限の現金だけにしておくことをお勧めします。

また、サンパウロはタクシーでも正規タクシーなら必ずクレジットカードが使えますが、リオデジャネイロでは使えないケースもありますから注意して下さい。

ブラジルでもスキミングに合う可能性はある

このようにどこででもクレジットカードが使えるブラジルですが、同時にスキミングなどの被害に遭う可能性もあります。Cielo の端末のようなICカード専用のハンディターミナルは比較的安全です。

それに対してお店に備え付けの、旧来の磁気ストライプ読み込みの物には危険性が伴います。いずれにせよ、カード利用明細を常に細かくチェックして、不審な利用があったらすぐにカードを止めて下さい。

また、カードの裏表をスマホで撮影してネット通販で悪用すると言う原始的な手口もあります。この場合にもカード会社に連絡してカードを止めることが第一になりますね。

ブラジルは犯罪が多いからお金を持ち歩かないカード文化が生まれた

ブラジルはとても治安が悪くて危険だと言いますが、観光客も多いですよね。本当にそんなに危険なんでしょうか。
危険ですね。認知された件数だけでも、ブラジルでは毎日170人ぐらいが犯罪で殺されています。

日本では1人未満ですから、比較にならないぐらい危険です。

上の数字は分かりやすく殺人事件の物を見ましたが、窃盗・強盗・ひったくりなどの犯罪はその何十倍も起こっています。

そのため、ブラジルでは現金を持ち歩かず、何でもクレジットカードで済まそうと言う社会的な風潮が出来上がりました。

いまでこそBRICsの一角を占める新興国ですが、経済発展以前からブラジルではクレジットカードが広く使われていたんです。

  • 現金を見られると持っている金額がわかるが、カードなら利用可能額は分からない
  • 現金は盗まれたら終わりだが、カードなら止めれば被害はゼロになる
  • 現金は多額になるとかさばるが、カードは体積が変わらない。
  • 盗んだ現金を使ってもリスクはないが、盗んだカードを使うと通報される可能性がある

このような理由から、ブラジルではクレジットカードが浸透し始めています。そして、それは外国人だけでなくブラジル国民もそうなんです。

街を歩く人がみんな現金を持ってないとしたら、犯罪者はどこに向かうでしょう。そう、お店ですね。

それも設備投資にあまり資金を回せない中小の商店が狙われます。

そのせいで、今度はお店も現金を受け取らなくなりました。今では露店や屋台でもクレジットカードが使えます。むしろ現金が使えないことがあるぐらいなのです。

ですから、ブラジルでは基本的にクレジットカードが使いやすいと考えて問題ありません。

カードの使いやすさと危険性の両方が世界トップクラス

このように、5大国際ブランドが使いやすいと言うメリットがあるブラジルは、同時に犯罪被害に最もあいやすい国の一つでもあります。

ブラジルに旅行に行く場合は、できるだけ5人くらい以上の青年・中年男性が含まれたグループで行動して下さい。そして、お金や高級品を持っていることを悟られてはいけません。アクセサリーも身に着けないでください。

犯罪者も、金目の物を持っているかいないかがわからない人より、持っている可能性が高そうな人を狙います。また、逆襲される恐れのある相手は避ける傾向もあります。それでも周囲への注意は怠らないようにして下さいね。

※ 掲載の情報は2019年2月現在のものです。

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