住所変更の軽視は危険!クレジットカード会社にすぐ届け出を

引越しをする機会と言うのは、特に若いうちには多いものですが、この時に面倒なのが各所への住所変更の届け出です。もちろん一番に行うのは市区町村役場への転出・転入届の提出です。
そして、ライフラインに関する届け出も必要ですし、職場への届けも必要です。そして、クレジットカードを持っている場合、各カード会社にもすぐ届け出を行うことを忘れないで下さい。

クレジットカードの住所変更を忘れると最悪カードを失なう

クレジットカード会社からはいろいろな書類が送られてきます。最近ではネット上で明細を確認するサービスに登録すると、紙の明細書が送られてこないので、明細書が届かないから支払いを忘れたと言うことは少なくなっています。
ただ、こうした重要な書類は、転送不要郵便で送られてきますので、引越しをして郵便局に転居届を出しても、新居には転送されずカード会社に返送されるようになっています。

「カードのご利用に関する大切なお知らせ」とは書類だけじゃない

カード会社のサイトを見ると、「住所変更を届け出ないと、カードのご利用に関する大切なお知らせが届かないことがある」と書かれていて、できるだけ早く届けるよう強く推奨しています。
この大切なお知らせとは、請求書やポイントアップキャンペーンの案内や、時々送られてくる、損害保険の無料加入の連絡だけではありません。

最も重要なものは、有効期限切れを間近に控えたクレジットカードの、更新カードです。これは間違いなく転送不要郵便で送られてきますから、郵便局に転居届が出ていても、カード会社に返送されます。
カード会社は、顧客からの問い合わせを待って住所変更を促し、その後で再送してくれる可能性はありますが、長期間放置していると強制解約されてしまうこともあります。

使っていないカードに注意!すべてのカードを失うことになるかも

クレジットカードの中でも、一般カードと言う最もお手軽なカードの場合、年会費無料ではないものの、条件付きで年会費が無料になるレベルの、安い年会費で利用できるものがあります。
こうしたカードを「持っているけれど使っていない」という状態にすると、存在すら忘れがちですし、引越しの際の住所変更届も忘れてしまう確率が高くなります。
例えば、初年度年会費無料で、2年目以降は過去一年間に1回以上利用していれば年会費無料になると言ったカードはわりあい多いと思います。
スーパーやガソリンスタンド、家電量販店などの店頭で申し込み受付をやっていて、勧められるままに申し込んでしまったと言う人も、結構たくさんいるんじゃないでしょうか。
初年度は年会費無料ですから、全く使わずに放置して、そのまま忘れてしまっていたなどと言うケースもあると思います。
ところが、忘れてしまっていると言うことは、全く利用していないわけですから、2年目に入るとカード会社が決めているタイミングで、年会費がカードに請求されます。
もちろん、口座にしっかり残高があれば問題ありませんが、口座残高が不足していた場合、引き落としができず、信用情報に「未入金」が記録されてしまいます。

メール読んでますか?知らない番号の電話に出てますか?

カード会社は引き落としができなかったら、登録されているアドレスにメールで引き落としができなかった旨を連絡してきます。タイミングは前後するかもしれませんが、郵便でも転送不要で送ってくるでしょう。
そして、郵便で送ったものがカード会社に返送されてきたら、今度は電話で連絡をしてくることになります。

今は携帯電話番号を登録している人が多いと思いますが、同時に電話帳に登録がない番号からは着信を拒否している人も結構います。また、着信拒否していないまでも、知らない番号からの電話には出ないと言う人も珍しくありません。
メールにしても、運が悪いと迷惑メールフィルタに引っかかって、読まれる前に破棄されることもあります。また、ちゃんと届いていても、読まない人って意外に多いようですね。
そうなってしまうと、カード契約者から見た場合、使っていないカードに年会費の請求が来て、その引き落としができていないことに気づかず放置することになります。
カード会社から見た場合、契約者が債務を残したまま連絡が付かないだけでなく、行方不明になったと言う形になってしまうわけです。

かく言う私もカードがらみでこそないものの、時々本当に必要なメールを見落としていることがあって、あとから慌てると言う情けない経験が何度かあります。

61日を過ぎるとすべての金融機関に事故情報が共有される

最初の引き落とし日から61日が過ぎても入金されない場合、その情報は異動情報(事故情報)として、指定信用情報機関に登録されます。
もちろん、せいぜい1,000円~2,000円の年会費ですから、気が付けばすぐに支払うことができます。しかし、気づかないまま時間が経過してしまうと、最悪すべての金融機関から融資取引を断られてしまうことになります。

事故情報は指定信用情報機関3社で共有される

支払が61日または3か月以上延滞した場合には、長期延滞と言う事故として扱われ、クレジットカードの場合、株式会社シーアイシー(CIC)と言う指定信用情報機関にその事実が登録されます。
そして、その延滞金額がゼロになった日を起算日に、5年間その情報が残る仕組みになっています。
指定信用情報機関には、クレジットカード系(割賦販売法・貸金業法系)のCICと、消費者金融系(貸金業法系)の株式会社日本信用情報機構(JICC)、銀行系(銀行法系)の全国銀行個人信用情報センターがあります。
つまり、この3社で情報が共有されると言うことは、合法的に融資を行う法人すべてに知られると言うことになります。
ですので、この情報が記録されている5年間は、クレジットカードの新規契約はもちろん、消費者金融でお金を借りたり、銀行でローンを組んだりすることも、事実上不可能と言うことになるでしょう。

せっかく入手した上位グレードのカードも失うかも

クレジットカードには、インビテーション制と言うシステムで、優良な顧客に招待状を送ることで会員を募る、いわゆるステータスカードと言うのがあります。
その筆頭はアメリカンエクスプレスのセンチュリオンカードです。通称ブラックカードとも呼ばれるそれは、カードマニア垂涎の的で、なかなかインビテーションを送ってもらうことのできないカードです。
その一つ下に当たる、アメックスプラチナカードも、同様にインビテーションを必要とするステータスカードです。
その他、一般カードですら他のカードのゴールドカードを超えると言われるダイナースクラブの、プレミアムカードもインビテーション制です。
また、JCBやVISA、マスターカードにも、それぞれ直接申し込めないステータスカードは存在しています。
こうした良いカードを持っていると、他の一般カードに意識が行かなくなって、軽い気持ちで店頭申込みしたクレジットカードを忘れてしまうと言うこともあるでしょう。
場合によってはカードを財布に入れることもなく、引き出しの奥に放り込んだまま忘れているかもしれませんね。
しかし、こうしたカードも有効期限が来ると新しいカードに更新されるわけですが、この際に途上与信と言う、指定信用情報機関に登録された情報をチェックすると言うことが行われます。
そこで、もし他のクレジットカードに事故情報が記載されていたらどうなるでしょう。ステータスカードであろうとなかろうと、多くの場合更新を拒否されてしまうと思われます。
たった数千円の年会費のカードの住所変更を放置していたために、持っているクレジットカード全部をなくしてしまう可能性すらあるのです。

クレジットカードは必要な分だけに整理しておこう

別の記事で、クレジットカードの解約には注意が必要と言う情報を載せましたが、持っていることがリスクになる場合もあると言うことです。
注意すべきポイントをしっかり押さえて、クレジットカードを整理すると言うことについて考えてみましょう。

クレジットカードの整理の仕方

これはあくまで個人的な意見ですが、基本的にはVISAの国際ブランドが付いたカードを1枚持っておけば、大抵のシーンで活用することができます。
国内ではJCBの方がシェアが多いものの、世界を見渡せば、6割近くがVISAブランドのカードです。本家のアメリカはもちろん、マスターカードの強いヨーロッパでも不自由なく使えます。
アフリカと南米での事情は知りませんが、オセアニアとアジアでもVISAは問題なく使えます。中国でも韓国でも、何か所かアメリカンエクスプレスやダイナースが使えないところがありましたが、VISAが使えないところはなかったです。
ですから、他の会社のステータスカードを持っていたとしても、使えないことは充分に考えられますから、そうした時のためにVISAカードは持っておくのが良いです。
また、クレジットカードはトラブルが起こって使えなくなることもありますから、そうした時の非常用にマスターカードかJCBのカードも持っておくと安心ですね。
一方、クレジットカードを提示することで良いサービスが受けられるものとしては、アメリカンエクスプレスやダイナースがお勧めです。

本当に必要なクレジットカードとは何か

結論から言うと、毎月利用しているクレジットカードは必要なグループに入れて良いですし、1年に1回も利用しないクレジットカードは、必要のないカードと断じても良いでしょう。
そして、毎月ではないけれど、少なくとも1年に1回以上利用しているカードをどうするかと言うことになります。
毎月利用しているカードについては、どのように使っているかで必要度が分かれます。公共料金など、毎月の生活に密着したものを支払っているカードは必要なカードです。しかし、そうしたものを複数のカードに分けるのはあまりいい方法ではありません。
できれば1枚のカードに集約しましょう。そして、外食や買回り品の買い物、お付き合いなどで使っているカードと、スーパーで食品を買う時やネット通販など、最寄り品の買い物に使うカードの3枚があれば間に合います。
例えば、アメックスゴールドとイオンカードJCB、楽天カードVISAを持っていれば国際ブランドも分散しますし、それぞれに特典が大きいカードですから利用価値も高いでしょう。
もちろん、いずれも海外で使えるカードですが、特にVISAは有効範囲が広いです。一方、イオンと西友の両方を使うからと、イオンカードとウォルマートセゾンカードを持っていると、割引の面では有利ですが、それだけ管理が大変になります。
同じようなことは楽天カードとAmazonマスターカードでも言えるでしょう。さらに、「格好良さ」でアメックスとマスターカードを併用するのも、費用対効果の面ではあまりよくないと思います。

クレジットカードの住所変更忘れは死蔵カードをなくして対策

とどのつまり、「使わないけれど持っているカード」と言うのがトラブルの原因と言えるわけです。ですから、使っていないカードは思い切って解約するのが良いです。
しかし、一度解約したカード会社には、再度申し込んでも審査で落とされる確率が上がります。そのことを承知の上で、残したカードは一生使い続けるくらいの気持ちで整理して下さい。
そもそもクレジットカードとは「飽きたら捨てる」と言う性質のものではないのです。

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